Madoka Magica Online Story Quest 5
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Quest 5-1
5-1 Before
Homura | ねえ、Player。
皆がいないうちに、あなたに伝えて おきたいことがあるの。 |
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Homura | 気づいているかしら? 最近のみんな
は、魔女を順調に倒しているからって 浮かれてると思わない? |
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Homura | 少し心配なのよ。……彼女たちには
わからないでしょうけど、誰も失わず に勝ち続けているのは、 |
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Homura | 自分たちの実力だけじゃなく、
あなたの存在が影響しているかも しれないのに。 |
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Homura | 信じられないでしょうけど、私はいく
つかの結末を、すでに見ているのよ。 |
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Homura | そのほとんどが、もっと早い段階で犠
牲者が出ているの。 |
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Homura | たとえば、前の戦いで巴マミは油断し
たせいで死んでいた。 |
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Homura | でも、今はどれも回避することが
できている。 |
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Homura | ……やはり、私の考えたとおり、あな
たがいることで運命が変わるかもしれ ない。 |
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Madoka | (あ、Playerちゃん、
ほむらちゃん。聞こえてる? マミさ んがまた魔女の結界を見つけたよ) |
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Homura | (……わかったわ、まどか。
すぐにいく) |
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Homura | Player、
これからもあなたには 期待しているわ。 |
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Homura | さあ、急ぎましょう。
まどかたちが待ってる。 |
5-1 After
Sayaka | よしっ! マミさんから見習い卒業を
認められたあたしらの実力を見たか! |
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Kyouko | 浮かれてんなよ。倒したのは、ただの
使い魔だぞ。わかってんのかよ? |
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Kyouko | ったく。最近やたら結界が見つかるの
に、どれも使い魔のばかり。魔力の無 駄遣いだっつーの。 |
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Mami | だけど、本当にみんな頼もしくなった
わ。お世辞じゃなく、手際がものすご くよくなってる。 |
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Madoka | 本当ですか!
うわあ、すごい嬉しい。わたし、なん だか自信がついちゃうかも! |
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Homura | ……まどか。本当にそう思う? | ||
Madoka | えっ? あ、ほむらちゃん。
そ、そうだね……。うーん? わたし はまだまだかもしれないけど |
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Madoka | みんなで戦うのは、その、少しうまく
なったかなー。 なんちゃって。あはは。 |
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Homura | ……。 | ||
Madoka | ご、ごめんね。ほむらちゃん。
わたし、ちょっと浮かれちゃってた かな……? |
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Sayaka | なによ転校生!
なんか文句でもあるっていうの? |
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Madoka | や、やめてよ、さやかちゃん。ほむら
ちゃんはそういう意味で言ったんじゃ ないと思うから。 |
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Homura | 気に障ったのなら謝るわ。ただ、私は
油断だけはしてほしくないだけ。 それじゃあ。今日はもう帰るわ。 |
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Homura | Player、
ちょっと、こっちに来てくれる かしら。 |
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Homura | さっき、ふたりきりの時にした話、
あれはまだみんなには言わないで。 |
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Homura | たとえば、私が魔法の力でいくつもの
時間をやり直している……。 |
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Homura | そんなことを言っても、どうせ信じて
もらえない。 それは、あなただってそうでしょう? |
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Homura | 私にはわかっていることなの。
……今までがそうだったから。 |
Quest 5-2
5-2 Before
Sayaka | あ、マミさん。本当に通学路の途中に
結界があったよ! |
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Mami | ……やっぱり、にらんだとおりという
わけね。 |
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Mami | みんなも聞いてるかもしれないけど、
最近学校の生徒が行方不明になる事件 が続いているわ。 |
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Mami | 気になって調べてみたら、失踪現場が
今まで見つけた魔女の結界位置と重 なっていたの。 |
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Madoka | さすが、マミさん。
これでさらわれた人たちも助け出せる かも。 |
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Mami | まだ、そこまでうまくいくかはわから
ないけど、さあいきましょう! |
5-2 After
Sayaka | 使い魔は倒せたけど、さらわれた人は
いなかったですね……。 |
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Mami | そうね。……残念だけど、さらわれた
生徒たちは、もう生きてないかもしれ ない。 |
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Madoka | 本当にそうかなぁ?
わたしはまだみんな生きてるって気が するんです。 |
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Madoka | 今回さらわれた人たちって、みんな
学校の生徒ですよね? |
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Madoka | 狙う相手がはっきりしてるような感じ
がして。それって魔女のほうに何か目 的があるんじゃないかな? |
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Kyouko | アンタにしては珍しく推理してんじゃ
んか。じゃあ、使い魔じゃなくて魔女 はどこにいるんだよ? |
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Madoka | え!? え、っと……、その、生徒ば
かり狙ってるんだから、……学校とか かな。 |
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Mami | ……なるほど。たしかに、魔女は生前
の記憶や想いに執着するから、鹿目さ んの推理には一理あるわね。 |
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Sayaka | この辺りで学校っていったら、
……あたしたちの通っている学校も あぶないじゃない! |
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Sayaka | もし、まどかの考えが正しかったら大
変だよ。急いで校舎に向かおう! |
Quest 5-3
5-3 Before
Kyubey | やあ、みんな。遅かったじゃないか。
でも、やっぱりここに来たね。 |
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Madoka | キュゥべえ、どうしてここに?
やっぱり魔女はここにいるの? |
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Kyubey | 様子はどうかなと思ってね。正確には
君たち全員ではなくて、特定の人間の ことが気になったんだ。 |
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Kyubey | ひとりはPlayer、
君のことさ。 |
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Kyubey | 君は他と違って、かなり特殊な魔法少
女、イレギュラーといってもいい。 |
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Kyubey | 君の力がどんなものなのか、正直まだ
僕にもわからない。だから、何か片鱗 が出てきた頃かと思ったんだ。 |
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Kyubey | そして、もうひとりは……、 | ||
Mami | 悪いけど、キュゥべえ。いまはそれど
ころじゃないの。私たちの学園が危な いかもしれないの。 |
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Mami | みんな、いきましょう。
まだ捕まってる人たちもいるはず。 くれぐれも気をつけてね。 |
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Kyubey | やれやれ。人間は目先ばかりに振り回
されて、本当に重要なことを見誤る傾 向があるようだね……。 |
5-3 After
Mami | さらわれた生徒はみんな無事で本当に
よかったわ。あとは、自然と意識を取 り戻すでしょう。 |
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Madoka | 本当によかったぁ!
ねえ、さやかちゃん。それに、 ほむらちゃんもそう思うでしょ? |
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Sayaka | まどかぁ、そいつにそんなこと言って
も無駄だよ。 |
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Sayaka | それに、まだ転校してきて、間もない
んだし。友達も愛着もない学校のこと なんて、どうでもいいんでしょ。 |
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Madoka | そんなことないよねえ? ほむらちゃ
んは、これから学校でもたくさん友達 ができるはずだもんね。 |
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Homura | ……私なんかに
……友達なんて……無理よ。 それに、必要ないわ。 |
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Madoka | そんなことないよぉ。 | ||
Madoka | きっとたくさん仲良しが増えて、あと
で魔法少女になって、学校を守れたこ とを誇りに思うんだよ。 |
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Homura | 私には、大勢の友達なんて必要ない。
それに、できるとも思わないし。 |
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Madoka | 大丈夫だよぉ。だって、わたしたちと
こうしてお友達になって戦っている じゃない。 |
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Homura | ……まどか。……本当に、そう思う? | ||
Madoka | もっちろん!
わたしたち、お友達でしょ? それも、貴重な魔法少女の友達だよ! |
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Sayaka | ていうーか、
魔法少女じゃなかったら誰が こんなやつと一緒にいるかってーの。 |
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Madoka | さやかちゃん! そんなことないよ。
ほむらちゃんにも、いいところが いっぱいあるよ。 |
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Homura | まどか……。
ありがとう。やっぱりあなたは…… 昔から変わらず優しいのね。 |
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Madoka | 昔から?
……それって、どういう意味? ほむらちゃん? |
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Homura | ……。
なんでもないわ。それよりも…… |
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Homura | 早く行きましょう。魔女はまだ学校の
どこかに隠れているはずよ。 |
Quest 5-4
5-4 Before
Madoka | こうやって改めて探し回ってみると、
学校って広いんだねぇ。魔女はどこに いるのかなぁ? |
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Homura | (まどか……。さっきは思わず口走っ
てしまったけど、やっぱりあなたは変 わらないのね……) |
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Homura | (何度繰り返そうとも、どの世界に行
こうとも、あなたはあなたのまま。 いつも……優しい) |
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Homura | (私の……ただひとりの大切な友達) | ||
Madoka | あ、ほむらちゃん。あんまり先にいか
ないほうがいいよ。ひとりになって魔 女と出会ったら危ないよ。 |
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Homura | (大丈夫よ、まどか。
この魔女だけじゃない。あの災厄から も、必ずあなたを守ってみせるから) |
5-4 After
Kyouko | だけどよぉ、また魔女のやつは
いなかったぜ。やっぱ学校には いないじゃねーのか? |
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Sayaka | んー、なんせ根拠がまどかの
推理だからねえ……。 |
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Madoka | うぅ、ひ、ひどいよ、さやかちゃん。
……でも、やっぱり、わたしの考えが まちがってたのかなぁ? |
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Homura | ……あの魔女は、学校に強い執着があ
る。だから、学園のどこかに潜んでい るわ。それも……、 |
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Homura | せっかく集めた生徒を私たちに解放さ
れているから、今度は校舎ごと結界の 中に包もうとするはず。 |
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Kyouko/Mami | …………?! | ||
Homura | (しまった……) | ||
Kyouko | ……な、なんでそんなことが、オマエ
にわかるんだよ? |
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Mami | 暁美さん、やっぱりあなたは何か重要
なことを知っているようね。 そして、それを私たちに隠している。 |
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Kyouko | まどかのやつがいつもかばうし、戦力
になるから黙っていたけどさ、いいか げんカンに触るんだよな! |
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Kyouko | オマエ、一体何者なんだよ!
なにを知ってるんだっ!? |
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Kyouko | ここは、まどかたちの学校なんだぞ! | ||
Madoka | 杏子ちゃん、ちょっとやめてよ。今は
そんなことしている場合じゃないよ。 学校のピンチなんだよ。 |
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Kyouko | だから言ってんのさ! いいか。アタ
シは魔法少女になったせいで、学校な んてまともに通えてない。 |
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Kyouko | でも、まどかたちは違う! | ||
Kyouko | 通うべき学校もある。帰る家もある。
ちゃんと、普通の生活を送っていられ るんだ。 |
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Kyouko | いつ死ぬかわからない魔法少女に
とって、それがどれだけ大事な ことだと思ってんだ! |
||
Kyouko | それなのにオマエ、
何か知っていたんなら、もっと早く どうにかできたんじゃないのか! |
||
Madoka | 杏子ちゃん……。 | ||
Sayaka | 杏子、あんた、そんなこと考えてくれ
てたんだ。 |
||
Kyouko | い、いや、その、まあ、そのなんだ?
いちおう魔法少女の先輩だからな、ア タシは。 |
||
Kyouko | 魔法少女の、その、遊び気分のオマエ
らと違って、ずっとつらさみたいなの がわかってるつもりだからさ……。 |
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Mami | ……まったく。
素直じゃないんだから。 |
||
Kyouko | あぁっ! どういう意味だよっ!!
マミ! お、おまえには言われたか ねーよ! |
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Homura | みんな、悪かったわ。私がいい加減な
ことを言ったのが、いけなかったよう ね。 |
||
Madoka | ほむらちゃん……? | ||
Homura | まど……いいえ。鹿目さんの推測が当
たっていると思ったから、つい私も憶 測を言ってしまったの。 |
||
Homura | さあ、おそらく残すは魔女本体だけ。
早く見つけ出して倒しましょう。 |
Quest 5-5
5-5 Before
Sayaka | あれが魔女……!
あいつ、あたしたちの学校に何を しようとしてるの?! |
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Kyubey | どうやら、君たちが生徒を解放してし
まったことに腹を立てて、建物自体を 結界に取り込もうとしているね。 |
||
Kyubey | 君が推測したとおりのことが、今まさ
に行われようとしているわけだ。 |
||
Homura | なんのことかしら? | ||
Kyubey | まだとぼけるのかい?
暁美ほむら。僕の目をも欺く、 もうひとりのイレギュラー。 |
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Madoka | キュゥべえ! ほむらちゃん! | ||
Madoka | そんなことより、まだ助けた生徒も校
舎に残ってるんだよ!? 早く魔女を 倒さなくちゃ! |
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Kyouko | まどかの言うとおりだ。そいつのこと
は後回しだ。 |
||
Kyouko | いくぞ、Player!
まどかたちの学校をぶっ壊そうとする なんて、このアタシが許さないぜ! |
5-5 After
Kyouko | 魔女を倒して、学校は無事。アタシは
グリーフシードを手に入れて、全部め でたしめでたし、ってわけだ。 |
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Madoka | Playerちゃん、
杏子ちゃん、わたしたちの学校を 守ってくれて、ありがとう! |
||
Sayaka | ふたりとも、ありがと。
あたしからもお礼を言わせて。 |
||
Kyouko | な、なんだよ。まどかはともかく、
さやかまで。そんなに何度も言わなく ていいってのっ。 |
||
Kyouko | こっちの調子がくるうだろ。
べつにアタシはアンタらのために やったわけじゃないかんな。 |
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Madoka | そうだよね。 | ||
Kyouko | そ、そうそう。これはあくまで魔法少
女としてだなぁ……。 |
||
Madoka | この学校は、わたしたちだけじゃなく
て、ほむらちゃんやマミさんの学校で もあるもんね。 |
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Kyouko | って、そういう意味じゃねーよ! | ||
Mami | ふふふ。たまには素直に感謝された
ら? 佐倉さん? |
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Kyouko | な、なんだよ。オマエまで……。 | ||
Mami | べつに。病院のことといい、なんだか
最近のあなたを見ていて、昔のことを 思い出しただけ。 |
||
Kyouko | ……それは、どういう意味だよ。 | ||
Mami | ……。 | ||
Madoka | ? マミさん。どうしたんですか?
杏子ちゃん? |
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Sayaka | ど、どうしちゃったの、ふたりとも。
ふだんあんまり口を聞かないくせ して。 |
||
??? | 誰か~?
誰かそこにいるのですかぁ? |
||
Madoka | え!? あ、あの声は、和子先生っ! | ||
Sayaka | やばいっ! 結界が解けて、見回りの
和子先生が気づいちゃったんだっ! |
||
Homura | ここはいったん退きましょう。 | ||
Sayaka | なーんか、いっつも最後は逃げるみた
いだよねぇ。あたしら、学園を救った 魔法少女なのにぃ……。 |