Madoka Magica Online Story Quest 7: Difference between revisions

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もう時間を心配する必要はないわ。
もう時間を心配する必要はないわ。
だから、話してちょうだい。
だから、話してちょうだい。
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|Now, Kyubey. Time is no longer an issue.
So by all means, please tell us.
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|あなたが私たちに隠していた、
|あなたが私たちに隠していた、
魔法少女の契約の秘密を。
魔法少女の契約の秘密を。
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|The secret of the magical girl's contract
that you've been hiding from us.
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|人聞きが悪いなぁ。僕は隠してなんか
|人聞きが悪いなぁ。僕は隠してなんか
いない。
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|Now that's rude. I haven't hidden anything from you.
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もないことだったから言わなかった
もないことだったから言わなかった
だけさ。
だけさ。
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|I just didn't tell you
because not knowing wouldn't inconvenience you in any way.
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|現にマミ、君でさえ今まで気づかな
|現にマミ、君でさえ今まで気づかな
かったことじゃないか。
かったことじゃないか。
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|Mami, not even you have noticed it until now, haven't you?
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|そんなこと、どうでもいいからっ!
|そんなこと、どうでもいいからっ!
早く本当のことを教えなさいよ!
早く本当のことを教えなさいよ!
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|Who cares about that!?
Just tell us the truth already!
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どうしたの? なんだか、すごく
どうしたの? なんだか、すごく
怖いよ。
怖いよ。
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|S-Sayaka-chan, what's wrong?
You've been acting really scary recently.
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|Sayaka
|Sayaka
|さあ、キュゥべえ。答えてよっ!
|さあ、キュゥべえ。答えてよっ!
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|Now, Kyubey. Tell us!
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|……魔法少女との契約を取り結ぶ僕の
|……魔法少女との契約を取り結ぶ僕の
役目はね――
役目はね――
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|...My role in forming contracts with you as magical girls--
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|君たちの肉体から魂を抜き取って、
|君たちの肉体から魂を抜き取って、
ソウルジェムに変えることなのさ。
ソウルジェムに変えることなのさ。
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|--is to draw your souls out of your fleshy bodies,
and change them into soul gems.
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|Mami
|Mami
|……え?
|……え?
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|...eh?
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|Kyouko
|Kyouko
|な、んだと……。魂を、抜き取る?
|な、んだと……。魂を、抜き取る?
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|Wh-what...? Draw out... our souls?
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|それって、つまり、わたしたちは、
|それって、つまり、わたしたちは、
生きてない、ってこと、だよね?
生きてない、ってこと、だよね?
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|So... you mean... we're...
no longer... alive?
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|そう。
|そう。
戦いにおいては、極めて有利になる。
戦いにおいては、極めて有利になる。
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|Nope.
And that gives you a huge improvement in combat ability.
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約100メートル以上離れなければ、
約100メートル以上離れなければ、
なんら支障はないからね。
なんら支障はないからね。
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|Nothing will hold you back, as long as your soul gems don't leave a 100 meter radius from your bodies.
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できないくせして、肉体が活動停止
できないくせして、肉体が活動停止
すると精神まで消滅してしまう。
すると精神まで消滅してしまう。
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|After all, you humans aren't even aware of the existence of your souls.
Once your bodies cease functioning, even your self vanishes.
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してあげるんだ。君たちが少しでも
してあげるんだ。君たちが少しでも
安全に魔女と戦えるようにね。
安全に魔女と戦えるようにね。
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|And that's why I substantiate your souls into a form easy to protect.
That way, you can fight against witches with just a little more safely.
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|それってあたしたちを、ずっとだまし
|それってあたしたちを、ずっとだまし
続けてたっていうことっ!?
続けてたっていうことっ!?
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|And you intended to keep this hidden from us forever!?
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だから、実際の姿がどうなるのかの
だから、実際の姿がどうなるのかの
説明を省略したにすぎない。
説明を省略したにすぎない。
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|The status of your true forms is unrelated to either of our objectives or interests.
So I merely omitted explaining the explanation.
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君たちの望み。それは間違いなく実現
君たちの望み。それは間違いなく実現
したじゃないか。
したじゃないか。
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|You all had a wish you wanted granted so badly you would take up a fate of fighting.
And those wishes have certainly been granted, have they not?
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|Sayaka
|Sayaka
|ふ、ふざけっ――
|ふ、ふざけっ――
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|D-don't you screw with--
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|Kyubey
|Kyubey
|君たちは、いつもそうだね。
|君たちは、いつもそうだね。
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|You guys are always like that.
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|事実をありのままに伝えると、
|事実をありのままに伝えると、
決まって同じ反応をする。
決まって同じ反応をする。
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|Whenever I objectively explain the truth,
I'm always greeted by the same reaction.
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|どうして人間は、そんなに魂の在処に
|どうして人間は、そんなに魂の在処に
こだわるんだい?
こだわるんだい?
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|Why do humans fuss so much over the placement of their soul?
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|Kyubey
|Kyubey
|訳がわからないよ。
|訳がわからないよ。
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|I just don't understand.
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|}
|}


== Quest 7-2 ==
== Quest 7-2 ==

Revision as of 22:07, 2 January 2013

See Madoka Magica Online Story

Quest 7-1

7-1 Before

Kyouko おい、キュゥべえ!

いったいあれは、マミの身に起きた ことはなんだったんだよっ!

Hey, Kyubey!

What the hell was that!? What happened to Mami's body!?

Kyouko あのときのマミは完全に死んでた。

それがソウルジェムを戻した瞬間に 生き返るって、おかしいじゃねーか。

Mami was completely dead back there.

And the very moment we brought her soul gem back, she came back to life. Don'tcha think there's something wrong with that?

Kyubey やれやれ。いきなり呼び出して、

何かと思えばそんな当たり前のこと かい。

Good grief. I was wondering what you'd suddenly call me out for, and it's for something so obvious?
Madoka 当たり前のこと? Obvious?
Kyubey そう。当たり前のことさ。 Yes. This should be obvious.
Kyubey 僕と君たちとの契約の関係には何も

問題はないことだから、説明は省略し たけどね。

It doesn't pose any problems in regards to our contract, so I just omitted it from the explanation.
Sayaka 契約とか省略とか、それってどういう

意味よ?

Contract? Omission? What do you mean?
Kyubey 説明するのはかまわない。だけど、

いいのかい?

I don't mind explaining it, but is it really okay if I do?
Kyubey Playerがまた

新しい結界を発見したようだよ。 早く行かないと、手遅れになる。

It looks like Player has discovered a new barrier.

You guys should hurry before it's too late.

Sayaka はぐらかさないでよっ!

あんたは、あたしたちの身体に いったい何をしたのよ!?

Don't dodge the question!

What exactly did you do to our bodies!?

Mami 待って、美樹さん。 Hold on, Miki-san.
Mami 結界を放置しておいたら、どんな犠牲

が出るかわからないわ。

We don't know what sort of sacrifices will be made if we leave the barrier as is.
Mami すぐにでも真実を知りたいのはみんな

一緒よ。でも、ここはまず魔女退治を 優先しましょう。

We all want to know the truth as soon as possible. But witch hunting comes first.

7-1 After

and change them into soul gems.
Mami さあキュゥべえ。

もう時間を心配する必要はないわ。 だから、話してちょうだい。

Now, Kyubey. Time is no longer an issue.

So by all means, please tell us.

Mami あなたが私たちに隠していた、

魔法少女の契約の秘密を。

The secret of the magical girl's contract

that you've been hiding from us.

Kyubey 人聞きが悪いなぁ。僕は隠してなんか

いない。

Now that's rude. I haven't hidden anything from you.
Kyubey 知らなければ知らないで、何の不都合

もないことだったから言わなかった だけさ。

I just didn't tell you

because not knowing wouldn't inconvenience you in any way.

Kyubey 現にマミ、君でさえ今まで気づかな

かったことじゃないか。

Mami, not even you have noticed it until now, haven't you?
Sayaka そんなこと、どうでもいいからっ!

早く本当のことを教えなさいよ!

Who cares about that!?

Just tell us the truth already!

Madoka さ、さやかちゃん、さっきから

どうしたの? なんだか、すごく 怖いよ。

S-Sayaka-chan, what's wrong?

You've been acting really scary recently.

Sayaka さあ、キュゥべえ。答えてよっ! Now, Kyubey. Tell us!
Kyubey ……魔法少女との契約を取り結ぶ僕の

役目はね――

...My role in forming contracts with you as magical girls--
Kyubey 君たちの肉体から魂を抜き取って、

ソウルジェムに変えることなのさ。

Mami ……え? ...eh?
Kyouko な、んだと……。魂を、抜き取る? Wh-what...? Draw out... our souls?
Madoka それって、つまり、わたしたちは、

生きてない、ってこと、だよね?

So... you mean... we're...

no longer... alive?

Kyubey そう。

戦いにおいては、極めて有利になる。

Nope.

And that gives you a huge improvement in combat ability.

Kyubey ソウルジェムが、肉体から半径

約100メートル以上離れなければ、 なんら支障はないからね。

Nothing will hold you back, as long as your soul gems don't leave a 100 meter radius from your bodies.
Kyubey 何せ君たち人間は、魂の存在を自覚

できないくせして、肉体が活動停止 すると精神まで消滅してしまう。

After all, you humans aren't even aware of the existence of your souls.

Once your bodies cease functioning, even your self vanishes.

Kyubey だから僕は魂を実体化し、護りやすく

してあげるんだ。君たちが少しでも 安全に魔女と戦えるようにね。

And that's why I substantiate your souls into a form easy to protect.

That way, you can fight against witches with just a little more safely.

Sayaka それってあたしたちを、ずっとだまし

続けてたっていうことっ!?

And you intended to keep this hidden from us forever!?
Kyubey お互いの目的や利害に関係のないこと

だから、実際の姿がどうなるのかの 説明を省略したにすぎない。

The status of your true forms is unrelated to either of our objectives or interests.

So I merely omitted explaining the explanation.

Kyubey 戦いの運命を受け入れてまで叶えたい

君たちの望み。それは間違いなく実現 したじゃないか。

You all had a wish you wanted granted so badly you would take up a fate of fighting.

And those wishes have certainly been granted, have they not?

Sayaka ふ、ふざけっ―― D-don't you screw with--
Kyubey 君たちは、いつもそうだね。 You guys are always like that.
Kyubey 事実をありのままに伝えると、

決まって同じ反応をする。

Whenever I objectively explain the truth,

I'm always greeted by the same reaction.

Kyubey どうして人間は、そんなに魂の在処に

こだわるんだい?

Why do humans fuss so much over the placement of their soul?
Kyubey 訳がわからないよ。 I just don't understand.

Quest 7-2

7-2 Before

Sayaka そんな、あたしたちは、もう、すでに

死んでいるってこと……。

Kyouko キュゥべえのやつ、ふざけやがって。

何が便利な体だよっ!

Kyouko これじゃあ、アタシらゾンビみたいな

もんじゃねーかよっ!

Sayaka ぞ、ゾンビ……。
Sayaka それじゃ、あ、あたしたちは、

これからどうなるの?

Homura キュゥべえから話を聞いてしまったの

ね……。

Madoka ほむらちゃんっ!
Mami 暁美ほむらさん、あなたはこのことを

知ってたの?

Mami 知ってたのなら、どうして教えてくれ

なかったのかしら?

Homura 前もって話しても、今まで誰も信じて

くれた人はいなかった。

Homura だから、言わなかったの。
Sayaka ふざけないでよっ、転校生!

あんた、前々からなんなのよっ。

Sayaka 自分ひとりだけなんでも

知ってます、って顔してさっ!

Sayaka こんな体にされちゃって!

これじゃあたしは何のために魔法少女 になったっていうのよっ!

Homura 奇跡であることには違いないわ。

不可能を可能にしたんだから。

Sayaka ……なに、それ……。
Homura あいつなら――キュゥべえならそう

応えるわ。奇跡の正当な対価だと。 あいつは酷いとさえ思わない。

Homura ショックを受ける気持ちはわかる。だ

けど、それはいくら話しても仕方がな いことよ。それよりも行きましょう。

Madoka え? 行くってどこへ行くの?
Homura さっき、使い魔の結界を1つ潰した

でしょう。だから、他の結界も街の いたるところで活動を始めたわ。

Homura 私たちがいつまでも立ち止まっている

と、被害者が生まれ続ける。

7-2 After

Sayaka あれ、Playerじゃん?

どうしたの。結界は潰したんだし、 みんなと一緒に帰らなかったの?

Sayaka え? あたしのことが心配で残ったっ

て言うの? 

Sayaka へへ、やだなぁ。そんなに落ち込んで

るように見えた?

Sayaka ……あのね、

Player、

Sayaka この身体のこと、あたしなりにいろい

ろ考えたけどさ、やっぱそんなにうま い話はなかったってことだよねえ。

Sayaka 魔法とか奇跡っていってもさ、やっぱ

りどこかでバランスが取れてんだね。 ちゃんと大きな対価があるわけだ。

Sayaka ……希望と絶望のバランスは、

差し引きゼロ……。

Sayaka あれ?

これって誰が言った言葉だっけ?

Sayaka どこかで、聞いたような気がするんだ

けど、誰のセリフだったっけ?

Sayaka マミさん、かな?

それとも、あの転校生か? ハハハ、うまいこと言うよねぇ。

Sayaka ……ねえ、Player?

前に病院で魔女と戦ったときにした話 を覚えてる?

Sayaka あたしが魔法少女になった理由は、

恭介っていう幼馴染のケガを治して あげるためだって話。

Sayaka Playerにだけ言うね。

みんなには黙ってるけど、あたし、 恭介のことが、好きなんだ……。

Sayaka だけど、こんな身体になっちゃって、

恭介のケガを治してあげた意味ないん じゃないかって思い始めてる……

Sayaka だって、生きてないんだよ、あたし!

杏子の言うとおり、 ゾンビになっちゃったんだよ!

Sayaka これじゃ好きな人がいたって、

デートも……、キスもできないよね。

Sayaka ……最低だよね、あたし。
Sayaka ……結局、あたしって誰かのために

魔法少女になったんじゃなくて、 自分のために願いを叶えたんだ。

Sayaka 希望と絶望は、差し引きゼロ……。
Sayaka これはきっと、自分のためだけに

願いを使った、 あたしの代償、なんだ。


Quest 7-3

7-3 Before

Madoka ねえ、Playerちゃん。

さやかちゃん、大丈夫かな? 学校でも様子が変だったけど。

Madoka できれば、ずっとそばにいてあげたい

けど、こんなときに限って 結界が見つかるんだもん。

Madoka 早くみんなのところに行かないと……

って、あれ? あそこにいるのって、 さやかちゃん!?

Sayaka まどか……。それに

Playerも一緒か……。

Madoka どうしたの、さやかちゃん。

こんなところで。

Madoka あ、さやかちゃんも結界の知らせを

聞いたんだね。だったら、私たちと 一緒に行こうよ。

Sayaka ……そうね。でも、その前に

ちょっとでいいから、あたしの話を 聞いてくれる?

Madoka え?

どうかしたの、さやかちゃん?

Sayaka 今日ね、

じつは仁美に呼び出されてさあ。

Sayaka ――仁美が恭介のこと、ずっと好き

だったんだって。それで、 今度告白するんだって。

Madoka え!? え!?

そ、それって、どういうこと?

Sayaka 言葉のとおりだよ。恭介のケガが治っ

て、元気になって学校にも通いだした から、告白するんだって。

Sayaka それでね、その後が仁美らしいんだ。

あたしが前から恭介のこと、好きだっ たんじゃないか、だって。

Sayaka 仁美は、あたしとも友達だから、どっ

ちも大切にしたい。だから、告白する 前にあたしに聞いてきたんだ。

Sayaka 先にあたしが告白したら、自分は

諦める。だから、あたしにはっきり して欲しい、だってさ。

Madoka さ、さやかちゃん。それって……。
Sayaka 仁美ってイイコだよねぇ。

あたしなんかに気を使う必要はない のに。

Sayaka でも安心して、まどか。ちゃんと仁美

に言えたよ。「どうぞ。恭介と仲良く してあげてね」って!

Sayaka 仁美ったらさ、こんなゾンビに気を

使う必要なんて、ないのにね……。

Madoka ちょっと、さやかちゃん。

なに言ってるの! そんなの、それで本当にいいの!?

Sayaka いいも何もないじゃないっ!
Sayaka 呼び止めてごめん。……さあ、

もう行こう。早くしないと、 マミさんたちが待ってるよ。

Madoka さやか、ちゃん……。

7-3 After

Kyouko おい、さやか!? なんだよ、あの

戦い方は。もっと冷静に戦えって! あれじゃやられるぞ!

Madoka そうだよ、あんなわざとケガするよう

に戦ったらダメだよっ!

Sayaka ふたりは黙っててよ。これからは

あたし1人でやれるからさ!

Sayaka 割り切ってみたら、どうってことない

ってわかったんだ。さすが魔法少女、 痛みだって感じないですむんだ……。

Madoka さやかちゃん……。
Kyouko さやか、おまえ……何言ってんだよ。
Sayaka あたしってほら、ヒヨッコのうえに

才能もないからさ。戦い方なんて 選んでられないじゃん。

Sayaka これぐらいがちょうどいいのよ。

それに……。

Sayaka もう死んでるんだから、何も気にする

必要なんて、ないんだし、さ。

Madoka さやかちゃん、そんなこと、

言わないで……。あんな戦い方、 さやかちゃんのためにならないよ。

Sayaka あたしのためにならない?
Sayaka なにそれ?

なに言ってんのよ、まどか。 自分で言ってる意味わかってる?

Sayaka こんな身体にされた後で、何があたし

のためになるっていうの!?

Sayaka 今のあたしはね、魔女を殺す。

それしか価値のない存在なのよ。 生きてるふりして身体を動かすだけ!

Sayaka ……これからはあたし1人でなんとか

していく。みんなは、結界を見つけた ら教えてくれるだけでいいよ。

Sayaka もし、あたしが魔女に勝てなかったら

――殺されたら、その時はみんなで やっつけてくれればいいから。

Sayaka ……あれ? 間違えちゃった。

あたしが殺されるわけないか。 もう死んでるんだしー。ハハハッ!

Madoka さやかちゃん、

――やめて、そんなこと、 お願いだから言わないで。

Sayaka ……もう、あたし、行くね。
Sayaka それと、いま言ったことは本気だか

ら。これからはみんなは戦わなくても いいよ。そのほうが楽でしょ。

Sayaka あたしも、それぐらいは誰かの役に

立ちたいしさ……


Quest 7-4

7-4 Before

Homura どうしたの、まどか。

あなたのほうから私を呼び出すなんて 珍しいわね。

Madoka ほむらちゃん、あの、さやかちゃんの

ことなんだけど、さやかちゃんはあれ からずっとひとりで戦ってるの。

Homura ……それで?
Madoka ほむらちゃんは、その、魔法少女の

こととか、私たちの中で一番よく 知っているみたいだから、

Madoka いまのさやかちゃんをなんとかして

あげる方法も知ってるんじゃないか と思ったの。

Madoka ねえ、ほむらちゃん!

何か知らないかな?

Homura さあ。私にもわからないわ。
Homura ただ言えることは、美樹さやかはもう

限界が近いと思う。 消耗が激しすぎるわ。

Madoka げ、限界? 

それに消耗とか、それってどういう 意味なの?

Homura ……この前と同じ。説明しても、

あなたたちは理解できないでしょう。

Homura それよりも、もっと大切なことがある

の。これは、あなたの未来に大きく 関わる話。だから、よく聞いて。

Madoka え、わ、わたしのこと……?
Homura 今までの私たちの戦い方と内容の変化

に気づかない? 

Homura ――と、そんなことをあなたに言って

も、まだわからないわね。

Homura いいわ。でも、ワルプルギスの夜のこ

とは知っているでしょう。 もうそろそろ、本当にその時が来る。

Homura それまでに

Playerの力を 完全に引き出しておく必要がある。

Homura まどか、できるかぎり

Playerのそばを 離れず、一緒に戦って。

Homura そうすれば、必ずワルプルギスの夜を

乗り切ることができるはず……。

7-4 After

Kyouko よう、さやか。オマエも来てたのか?
Sayaka 杏子、それにマミさんも……? 
Mami 街中の結界を端から潰していった

おかげで、魔女の結界の居場所は この辺りだって予想して来たの。

Mami 魔女を確認してから、みんなに知らせ

ようと思ってたんだけど。美樹さんも 同じことを考えて来たのかしら?

Sayaka ……どうして来たんですか?

魔女退治はあたし1人でやるって 言いましたよね。

Kyouko バカ言えよ。それじゃあ

グリーフシードがオマエに独り占め されちゃうじゃんか。

Sayaka そんなせこいこと言わないわよ。

あとでちゃんとアンタにもあげる。

Mami そういう問題じゃないわ。みんなで

戦ったほうが絶対に安全よ。 ね、そうでしょう、美樹さん。

Kyouko そういうことだ。ヒヨッコが、

アタシら先輩を差し置こうなんて 十年はえーぞ。

Sayaka ……へえ。ふたりとも、

ずいぶん仲がよくなったんだね。

Mami え? あら、やだ。べつにそういう

わけじゃないのよ。たまたま一緒に 行こうって話になっただけよ。

Kyouko そ、そうだぞ。変なこと、

勘ぐるんじゃねえよっ。

Sayaka ふたりが昔みたいに仲良く魔法少女を

やれるようになったんなら、なおさら 戦うのはあたし1人で充分だよ。

Kyouko おい、さやか! いい加減にしろよ。

いつまで強情張ってんだよ。

Mami 美樹さん、あの時は黙ってたけど、

自暴自棄になるのは間違いよ。

Mami 1人では限界があるわ。

美樹さんの痛ましい姿を、 先輩として放っておけないの。

Sayaka ……こんなことになってるのに、

今さら先輩づらされても困ります。

Sayaka あたしのことは、

もう放っておいてください……。

Mami 放っておけるわけないじゃないっ!
Sayaka マミさん……!?
Mami 聞いて、美樹さんっ! みんなと出会

う前、私は佐倉さんと一緒に行動して いたときが、確かにあったわ。

Mami ……楽しかった。それに、何よりも

嬉しかったわ。同じ志の魔法少女に 初めて会えたんだから。

Mami だけど……、ある悲劇が起きて、

佐倉さんは私の元を去っていって しまったの。

Mami 私は止められなかった。

あの時……、

Mami 今のあなたのように心の底から傷つい

ている、初めてのお友達を助けられな かった。何もできなかったわ……。

Kyouko マミ……。
Mami でも、今またこうして彼女と一緒に

行動できるようになった。美樹さん たち、みんなと出会ったおかげで。

Mami これは先輩だからじゃない。

私は、大切なお友達を、もう失いたく ないの。

Sayaka マミさん……。マミさんは、こんなに

なったあたしのことでも、……友達 だって言ってくれるんですね。

Mami 当たり前じゃない。

だから、ね? 美樹さん。

Mami 馬鹿な考え方はやめて、また

みんなと一緒に戦っていきましょう。

Sayaka マミさん……。ありがとう、

本当にありがとうございます……。

Sayaka だけど、もう遅いみたい、です。

だって、ほら。 これがあたしのソウルジェム……。

Mami えっ!? これって!
Kyouko さやかっ、オマエ、

このソウルジェム、 真っ黒じゃねえーかっ!!

Sayaka あたしのことをちゃんと心配して

くれる人たちがこんなにいて……

Sayaka マミさんや杏子、それにまどかたちの

ために頑張るって選択肢もあったはず なのに。

Sayaka ……あたしって……、ほんとバカ。


Quest 7-5

7-5 Before

??? (……あたしって……、ほんとバカ)
Madoka えっ!? いま、頭の中に響いた声、

もしかして、さやかちゃんなのっ!?

Homura ……まぎれもなく、美樹さやかの

心の声よ。

Homura 美樹さやかはワルプルギスの夜まで

耐え切れなかったみたいね。

Madoka あんな哀しそうなさやかちゃんの声

なんて、おかしいよ! さやかちゃんの身に何があったの!!

Homura 彼女は、穢れを溜め込みすぎた……。
Madoka なにそれ? ほむらちゃん、

何を言ってるの!? さやかちゃんの ところに急いで行かなくちゃ!

Homura ……待って、まどか。

美樹さやかは、もう……。

Madoka 離して、ほむらちゃん!

いやだ、いやだよ、さやかちゃんっ!

7-5 After

Madoka マミさんっ、杏子ちゃんっ!

さやかちゃんはどこっ!? 無事なんだよねっ!

Mami 鹿目さん、落ち着いてっ!
Madoka さやかちゃんは、どうして目を開けな

いのっ!? 前の時みたいに、ソウル ジェムがなくなったんですか!?

Madoka さやかちゃんのソウルジェムは

どこっ、どこなの!?

Homura 無駄よ、まどか。

その美樹さやかの身体はもう、 ただの抜け殻。そして……、

Homura 彼女のソウルジェムは、

グリーフシードに変化した後、魔女を 産んで、……消滅したわ。

Homura それが、ソウルジェムの最後の秘密。
Homura この宝石が濁りきって黒く染まると

き、私たちはグリーフシードになり、 魔女として生まれ変わる。

Homura それが魔法少女になった者の、

逃れられない運命。

Homura 美樹さやかは……魔女になったの。