The Beginning Story: Episode 1: Difference between revisions

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口まどかの部屋
口まどかの部屋
目覚まし時計の騒音。はっとして目覚めるまどか。ベッ
目覚まし時計の騒音。はっとして目覚めるまどか。ベッドの中にいる。
ドの中にいる。
カーテンの隙聞から朝の光。見慣れた自分の部屋の中を、ぼんやりと見渡すまどか。
カーテンの隙聞から朝の光。見慣れた自分の部屋の中を、
ぼんやりと見渡すまどか。
まどか「:::はうう:::夢オチ:::?」
まどか「:::はうう:::夢オチ:::?」
口鹿目家の庭
口鹿目家の庭
自室の窓のカーテンを開けるまどか。二階の東側である。
窓から見下ろす庭では、父の知久がガ-デニングに励んでいる。
朝食のためのプチトマトを摘んで、満足げな知久。
まどか「おはよ~、パパ」
知久「おはよう。まどか」
まどか「ママは~?」
知久「タツヤが行ってる。手伝ってやって」
まどか「は-い」
口両親の寝室
ベッドの中で布団にくるまり亀になっている母、拘子。
そこに三歳児の長男、タツヤがぽかぽかと殴る蹴るの応酬を浴びせている。
タツヤ「ま~まッ! あ~さッ! あ~さッ!」
タツヤの懸命な攻撃にも、詢子、まったく動じず惰眠。
そこに楓爽とドアを開けて登場するまどか。
一気にカーテンを聞き、拘子の布団をひっぺがす。
まどか「起きろ-ッ!」
絢子「ひゃああああツ!?」
光の舷しさに七転八倒する絢子。
口洗面所
鏡の前で並んで歯を磨いているまどかと詢子。詢子はまだ寝起きの冴えない顔。
詢子「最近、どんなよ?」
まどか「仁美ちゃんがまたラブレターもらったよ。下駄箱にr今月二通日」
詢子「ふん、手渡しする根性ねえようじゃ駄目だな」
詢子はあっさり歯磨きを終えて洗顔開始。まどかはまだもたついている。
詢子「和子はどう?」
まどか「センセーはまだ続いてるみたい。ホームルームで惚気まくりだよl。今週で三ヶ月日だから、記録更新だよ
ね」
まどかがノンビリ顔を洗い、手探りでタオルを探している間に、詢子は神業的なスピードでメイクを進めていく。
詢子「さあどうだか。今が一番危なっかしい頃合いだよ」
まどか「そうなの?」
髪をまとめるのに手間取るまどか。なかなか寝癖をごまかしきれない。
詢子「本物じゃなかったら、大体この辺でボロが出るもんさ。まあ釆り切ったら一年はもつだろうけど」
まどか「ふーん」
詢子はメイクの仕上げ。つい数分前までの寝惚け顔とは一転した、凛然たるキャリアウーマンに大変身。一方でまどかは、髪をまとめるリボンを決めかねて迷っている。
地味な色と、派子な色。
まどか「...リボン、どっちかなあ?」
詢子「こっち」
即答けで派手な方を選ぶ詢子o
まどか「え!? ...派子すぎない?」
詢子「それぐらいでいいのさ。女は外見で舐められたら終わりだよ?」
おっかなびっくり、慣れないリボンをつけてみるまどか。
やや緊張気味。
詢子「...うん、いいじゃん。これならまどかの隠れファンもメロメロだ」
まどか「いないよぉ、そんなの」
詢子「いる、と思っておくんだよ。それが美人の秘訣」
ロダイニングキッチン
食卓で朝食を囲んでいる鹿日家一同。詢子はリクルートス-ッ。まどかは制服。知久はエプロン姿で甲斐甲斐
しく配膳している。
乳児用の椅子で、まだ慣れぬフォークとスプーンで悪戦苦闘しているタツャ。その隣で詢子は、右手一本でトー
ストを囓りつつコーヒーを飲みつつ、さらにタツヤの食引の補助までするというマルチタスクをこなしながら、左手で持った新聞の紙面にずっと日を走らせている。
知久「コーヒー、おかわりは?」
詢子「ん、いいや」
詢子、時計を確認し、飲み残しのコーヒーを一気に呻る。
詢子「おっし、じゃあ行ってくる!」
知久、まどか「いってらっしゃい」
タツヤ「い-てらさ-い!」
詢子は知久とタツヤの額にキスし、まどかとハイタッチを交わしてから颯爽と出て行く。
知久「さ、まどかも急がないと」
まどか「う、うん」
まだ食べかけの朝食を慌ててベースアップするまどか。
知久はタツヤに幼稚園の制服を着せ始める。
口鹿日家玄関
まどか、トーストの最後の一口を頬張りながら、玄関から爽やかな陽射しの中へと飛び出していく。
まどか「いってきま-す!」
口通学路
通学途中の生徒の群れ。
その中に、並んで談笑している美樹さやかと志筑仁美。
後から小走りにやってきたまどかが、二人の間に合流する。
まどか「おつはよ-」
仁美「おはようございます」
さやか「まどか、避-い」
やや息を切らせているまどか。その髪の真新しいリボンに気付くさやか。
さやか「おっ、可愛いリボン」
まどか「そ、そうかな...派手すぎない?」
仁美「とても素敵ですわ」
x x x
雑談しながら、通学路を行く三人。
まどか「--でね、ラブレターは下駄箱じゃなくて手渡しでなきゃ駄目だって」
さやか「相変わらずまどかのママはかっこいいなあ。美人だし、バリキャリだし」
仁美「そんな風にきっぱり割り切れたらいいんだけど...はぁ、返事、どうしようかしら...」
さやか「羨ましい悩みだねえ」
まどか「いいなあ。私も一通ぐらいもらってみたいなあ。ラブレター」
うっとりと肱くまどかに、さやかが悪戯っぽい視線を向ける。
さやか「ほおー、まどかも仁美みたいなモテモテな美少女にそこでまずはリボンからイメチェン変身したいと?そこでまずはリボンからイメチェンですかな?」
まどか「ち、違うよぉ、これはママが...」
さやか「さてはママからモテる秘訣を教わったな!! けしからん!そんな破廉恥な子はこうだ!」
さやか、まどかに抱きついてくすぐりにかかる。必死に抵抗するまどか。
まどか「ゃ、やッ、ちょっと!やめてえ」
さやか「わはははっ。可愛いやつめ。でも男子にモテようなんて許さんぞー。まどかはあたしの嫁になるのだ!」
まどか「いやーツ」
仁美「...こほん」
慎ましやかに咳払いする仁美。はっとして我に返るさやかとまどか。周囲を歩く学生たちからの奇異の視線に気付く。
口教室
チャイムが鳴る。例のホームルーム。
教附になって荒々しく山席簿を叩きつける凱任教師、日十
乙・-K刷「。
利千「:::今日は品目さんに大事なお請があります。心して聞
くように」

Revision as of 23:12, 14 January 2013

第一話「夢の中で違った、ような:・:J』

Part A

Within a Dream 夢の中
The city is ablaze. 燃えさかる市街地。
A monstrous creature, "Walpurgisnacht" unleashing violence upon the city. 巨大な怪物『ワルプルギスの夜』が、暴虐の限りを尽くしている。
One figure faces such a monster alone in desperation, a girl. Homura transforms. そんな怪物と、単身、必死に戦っている少女の姿。変身したほむらである。
Her body full of scars, she looks to break down at any moment. 満身創痕で、今にも倒れそうなほむら。
Madoka watches Homura from afar. Kyubey sits by her side. その様子を、炎の中から見守っているまどか。傍らにはキュゥベえの姿がある。
Madoka: "How awful!" まどか「ひどい...」
Kyubey: "There's nothing you can do. It's too much for her to handle alone. She knew this prior to coming." キユウべえ「仕方ないよ。彼女一人では荷が重すぎた。でも、彼女も覚悟の上だろう」
Homura winces in pain. Madoka can't bear to watch her struggles. 痛めつけられるほむらの姿。見るに堪えないまどか。
Madoka: "But this is terrible! It shouldn't be happening!" まどか 「そんな...あんまりだよ! こんなのってないよ!」
Homura shouts something towards Madoka, even amidst her battle, but her plea cannot be heard. ほむら、戦いながらもまどかに向かって何かを叫ぶ。だがその声は聞こえない。
Kyubey: "It's all over if you give up." キユウベえ「諦めたら、それまでだ。でも君なら運命を変えられる」
An image crosses Madoka's mind, mangled bodies too horrible to see. まどかの脳裏をよぎる、見るも無惨な遺体のイメージ。
They were Mami Tomoe and Sakura Kyouko. 巴マミと佐倉杏子のものである。
Kyubey: "But you have the ability to change fate. This unavoidable destruction and sorrow... You can change it all. You have the power to do just that." キユウベえ「避けようのない滅びも、嘆きも、すべて君が覆せばいい。そのための力が、君には備わってるんだから」
At the sight of such terrible tragedies, her mind goes blank. She asks Kyubey with a coarse voice. あまりの惨劇の光景に、頭の中が真っ白に。かすれた声でキユウベえに問う。
Madoka: "Can I really?" まどか「...本当なの?」
Homura breathes faintly and is covered in blood. With her last breath, she she shouts towards Madoka... but her voice is not heard. 既に血まみれで虫の息のほむら。それでも彼女は最後のカで、まどかに向かって叫ぶ...が、声は聞こえない。
Madoka: "Can I do really something to stop all of this? Can I really change this ending?" まどか「私なんかでも、本当に何かできるの?こんな結末を変えられるの?」
Kyubey: "Of course you can!" キユウベえ「もちろんさ」
Kyubey flashes an adorable but suspicious smile. 胡散臭いほどに愛らしいキユウべえの笑顔。
Kyubey: "So make a contract with me... and become a magical girl!" キユウベえ「だから僕と契約して、魔法少女になってよ!」

口まどかの部屋 目覚まし時計の騒音。はっとして目覚めるまどか。ベッドの中にいる。 カーテンの隙聞から朝の光。見慣れた自分の部屋の中を、ぼんやりと見渡すまどか。 まどか「:::はうう:::夢オチ:::?」

口鹿目家の庭 自室の窓のカーテンを開けるまどか。二階の東側である。 窓から見下ろす庭では、父の知久がガ-デニングに励んでいる。 朝食のためのプチトマトを摘んで、満足げな知久。 まどか「おはよ~、パパ」 知久「おはよう。まどか」 まどか「ママは~?」 知久「タツヤが行ってる。手伝ってやって」 まどか「は-い」

口両親の寝室 ベッドの中で布団にくるまり亀になっている母、拘子。 そこに三歳児の長男、タツヤがぽかぽかと殴る蹴るの応酬を浴びせている。 タツヤ「ま~まッ! あ~さッ! あ~さッ!」 タツヤの懸命な攻撃にも、詢子、まったく動じず惰眠。 そこに楓爽とドアを開けて登場するまどか。 一気にカーテンを聞き、拘子の布団をひっぺがす。 まどか「起きろ-ッ!」 絢子「ひゃああああツ!?」 光の舷しさに七転八倒する絢子。

口洗面所 鏡の前で並んで歯を磨いているまどかと詢子。詢子はまだ寝起きの冴えない顔。 詢子「最近、どんなよ?」 まどか「仁美ちゃんがまたラブレターもらったよ。下駄箱にr今月二通日」 詢子「ふん、手渡しする根性ねえようじゃ駄目だな」 詢子はあっさり歯磨きを終えて洗顔開始。まどかはまだもたついている。 詢子「和子はどう?」 まどか「センセーはまだ続いてるみたい。ホームルームで惚気まくりだよl。今週で三ヶ月日だから、記録更新だよ ね」 まどかがノンビリ顔を洗い、手探りでタオルを探している間に、詢子は神業的なスピードでメイクを進めていく。 詢子「さあどうだか。今が一番危なっかしい頃合いだよ」 まどか「そうなの?」 髪をまとめるのに手間取るまどか。なかなか寝癖をごまかしきれない。 詢子「本物じゃなかったら、大体この辺でボロが出るもんさ。まあ釆り切ったら一年はもつだろうけど」 まどか「ふーん」 詢子はメイクの仕上げ。つい数分前までの寝惚け顔とは一転した、凛然たるキャリアウーマンに大変身。一方でまどかは、髪をまとめるリボンを決めかねて迷っている。 地味な色と、派子な色。 まどか「...リボン、どっちかなあ?」 詢子「こっち」 即答けで派手な方を選ぶ詢子o まどか「え!? ...派子すぎない?」 詢子「それぐらいでいいのさ。女は外見で舐められたら終わりだよ?」 おっかなびっくり、慣れないリボンをつけてみるまどか。 やや緊張気味。 詢子「...うん、いいじゃん。これならまどかの隠れファンもメロメロだ」 まどか「いないよぉ、そんなの」 詢子「いる、と思っておくんだよ。それが美人の秘訣」

ロダイニングキッチン 食卓で朝食を囲んでいる鹿日家一同。詢子はリクルートス-ッ。まどかは制服。知久はエプロン姿で甲斐甲斐 しく配膳している。 乳児用の椅子で、まだ慣れぬフォークとスプーンで悪戦苦闘しているタツャ。その隣で詢子は、右手一本でトー ストを囓りつつコーヒーを飲みつつ、さらにタツヤの食引の補助までするというマルチタスクをこなしながら、左手で持った新聞の紙面にずっと日を走らせている。 知久「コーヒー、おかわりは?」 詢子「ん、いいや」 詢子、時計を確認し、飲み残しのコーヒーを一気に呻る。 詢子「おっし、じゃあ行ってくる!」 知久、まどか「いってらっしゃい」 タツヤ「い-てらさ-い!」 詢子は知久とタツヤの額にキスし、まどかとハイタッチを交わしてから颯爽と出て行く。 知久「さ、まどかも急がないと」 まどか「う、うん」 まだ食べかけの朝食を慌ててベースアップするまどか。 知久はタツヤに幼稚園の制服を着せ始める。

口鹿日家玄関 まどか、トーストの最後の一口を頬張りながら、玄関から爽やかな陽射しの中へと飛び出していく。 まどか「いってきま-す!」

口通学路 通学途中の生徒の群れ。 その中に、並んで談笑している美樹さやかと志筑仁美。 後から小走りにやってきたまどかが、二人の間に合流する。 まどか「おつはよ-」 仁美「おはようございます」 さやか「まどか、避-い」 やや息を切らせているまどか。その髪の真新しいリボンに気付くさやか。 さやか「おっ、可愛いリボン」 まどか「そ、そうかな...派手すぎない?」 仁美「とても素敵ですわ」 x x x 雑談しながら、通学路を行く三人。 まどか「--でね、ラブレターは下駄箱じゃなくて手渡しでなきゃ駄目だって」 さやか「相変わらずまどかのママはかっこいいなあ。美人だし、バリキャリだし」 仁美「そんな風にきっぱり割り切れたらいいんだけど...はぁ、返事、どうしようかしら...」 さやか「羨ましい悩みだねえ」 まどか「いいなあ。私も一通ぐらいもらってみたいなあ。ラブレター」 うっとりと肱くまどかに、さやかが悪戯っぽい視線を向ける。 さやか「ほおー、まどかも仁美みたいなモテモテな美少女にそこでまずはリボンからイメチェン変身したいと?そこでまずはリボンからイメチェンですかな?」 まどか「ち、違うよぉ、これはママが...」 さやか「さてはママからモテる秘訣を教わったな!! けしからん!そんな破廉恥な子はこうだ!」 さやか、まどかに抱きついてくすぐりにかかる。必死に抵抗するまどか。 まどか「ゃ、やッ、ちょっと!やめてえ」 さやか「わはははっ。可愛いやつめ。でも男子にモテようなんて許さんぞー。まどかはあたしの嫁になるのだ!」 まどか「いやーツ」 仁美「...こほん」 慎ましやかに咳払いする仁美。はっとして我に返るさやかとまどか。周囲を歩く学生たちからの奇異の視線に気付く。 赤

口教室 チャイムが鳴る。例のホームルーム。 教附になって荒々しく山席簿を叩きつける凱任教師、日十 乙・-K刷「。 利千「:::今日は品目さんに大事なお請があります。心して聞 くように」