The Beginning Story: Episode 1

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第一話「夢の中で違った、ような:・:J』

Part A

Within a Dream 夢の中
燃えさかる市街地。
巨大な怪物『ワルプルギスの夜』が、暴虐の限りを尽くしている。
そんな怪物と、単身、必死に戦っている少女の姿。変身したほむらである。
満身創痕で、今にも倒れそうなほむら。
その様子を、炎の中から見守っているまどか。傍らにはキュゥベえの姿がある。
まどか「ひどい...」
キユウべえ「仕方ないよ。彼女一人では荷が重すぎた。でも、彼女も覚悟の上だろう」
痛めつけられるほむらの姿。見るに堪えないまどか。
まどか「そんな...あんまりだよ! こんなのってないよ!」
ほむら、戦いながらもまどかに向かって何かを叫ぶ。だがその声は聞こえない。
キユウベえ「諦めたら、それまでだ。でも君なら運命を変えられる」
まどかの脳裏をよぎる、見るも無惨な遺体のイメージ。
巴マミと佐倉杏子のものである。
キユウベえ「避けようのない滅びも、嘆きも、すべて君が覆せばいい。そのための力が、君には備わってるんだから」
あまりの惨劇の光景に、頭の中が真っ白に。かすれた声でキユウベえに問う。
まどか「...本当なの?」
既に血まみれで虫の息のほむら。それでも彼女は最後のカで、まどかに向かって叫ぶ...が、声は聞こえない。
まどか「私なんかでも、本当に何かできるの?こんな結末を変えられるの?」
キユウベえ「もちろんさ」
胡散臭いほどに愛らしいキユウべえの笑顔。
キユウベえ「だから僕と契約して、魔法少女になってよ!」

口まどかの部屋 目覚まし時計の騒音。はっとして目覚めるまどか。ベッ ドの中にいる。 カーテンの隙聞から朝の光。見慣れた自分の部屋の中を、 ぼんやりと見渡すまどか。 まどか「:::はうう:::夢オチ:::?」 口鹿目家の庭