Madoka Magica Online Story Quest 9
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Quest 9-1
9-1 Before
Madoka | あれ、キュゥべえ?
その子は……だれなの? |
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Kyubey | やあ、まどか。それにみんな。
紹介しよう。新しい魔法少女の Playerだ。 |
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Mami | これから、あなたも私たちと一緒に
戦ってくれるのね!? うれしいわ、大歓迎よ! |
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Kyubey | 早速だけど、暁美ほむらが魔女の
結界を見つけたようなんだ。 一緒に退治に向かってくれるかい? |
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Sayaka | 新しい仲間が増えたばっかなのに、
自己紹介もなしでいきなりなの? ちょっと人使いが荒いんじゃない? |
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Mami | まあまあ。気持ちはわかるけど、魔女
退治優先よ。自己紹介は後でゆっくり お茶を飲みながらしましょう。 |
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Sayaka | はーい。わかってますよー、巴先輩。 | |
Sayaka | それじゃあ行こうか……
って、どうかしたの、まどか? |
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Madoka | え!? あ、なんでもないの。
ただ、ちょっと……。 |
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Madoka | Playerちゃん
……だったよね? あたしたち、 前にどこかで会ったこと、あるかな? |
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Madoka | 何だかPlayerちゃんとは初めて会ったような気がしなくて…… | |
Madoka | でも、そんなはずないよね。
ごめんね、初対面から変なこと 言っちゃって。さあ、一緒にいこっ。 |
9-1 After
Madoka | Playerちゃん!
すごいよ! わたしたち、息がぴったりだったよっ |
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Mami | 私も驚いたわ。
初めて一緒に戦っただなんて思えない |
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Sayaka | いや~、まさに
「期待の注目新人、登場!!」って感じだね! |
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Kyouko | こいつ……ホントにただの
新入りなのか!? 一体どうなってやがんだよ……!! |
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Sayaka | もう!
杏子ったら、そうやってアンタは…… たまには素直に褒めてあげなよ。 |
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Kyouko | バーカ、そうじゃねーよ。
いきなりあんな戦い方ができるなんて 普通じゃねえだろうが。 |
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Sayaka | んー、たしかに……。戦ってる時、
みんなの気配や考えてることまで 手に取るようにわかったもんね。 |
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Madoka | わたしも、さやかちゃんと
同じように感じたよ。 |
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Madoka | なんていうのかな……その……
目をつぶってても誰かの目を通して 相手が見えるような……そんな感じ。 |
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Mami | それだけじゃないわ。
みんな、気づいてたかしら? ソウルジェムのこと。 |
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Sayaka | え? ソウルジェムが
どうかしたんですか? |
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Kyouko | 相変わらず鈍いやつだな。
ほらっ、自分のソウルジェムを 見てみろよ。 |
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Sayaka/Madoka | あ、ソウルジェムが光ってるっ!?! | |
Mami | 意識しないとわからないぐらい
淡い輝きだけど、こんなこと初めて。 いったいどうしたのかしら? |
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Madoka | もしかして……
Playerちゃんが入ったから? |
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Mami | わからないわ。
ただ戦ってる最中の連携といい、 ただの偶然とは考えにくいわね。 |
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Sayaka | 難しいことはわかんないけど、
やっぱりPlayerは 期待の超大型新人ってわけだ!? |
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Madoka | わたしにはよくわかんないけど、
Playerちゃんって…… すごいんだね!! |
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Mami | まあ、今は何とも言えないけど、
私たちに心強いお友達が加わったのは 事実よね。 |
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Mami | Playerさん、
私は巴マミ。改めてよろしくね。 |
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Madoka | そうだよねっ。とにかく魔法少女の
お友達が増えたんだもん! 絶対にいいことですよねっ。 |
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Madoka | Playerちゃん、
わたし、鹿目まどか。こっちは幼馴染 のさやかちゃん。それに杏子ちゃん。 |
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Homura | この子が新しく入った魔法少女ね? | |
Madoka | Playerちゃん
こっちの髪が長くて綺麗な子がね…… |
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Homura | 私は、暁美ほむら。 | |
Homura | はじめまして……
Playerさん |
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Sayaka/Kyouko/Mami | ………………。 | |
Sayaka | て、転校生が……初対面の相手に
……笑った、ね? |
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Kyouko | ……笑った、な……。 | |
Mami | 笑った、わね……。 |
Quest 9-2
9-2 Before
Sayaka | 新メンバー加入で戦力大幅アップ!
……したけど、やること自体は 一緒なんですよねぇ~。 |
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Mami | 魔女探しは基本的に足でするものよ。
文句言わないで、しっかりパトロール しましょう。 |
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Sayaka | これがけっこう地味で大変なんですよ
ねえ。見るとやるとじゃ大違いだ、 魔法少女はさ。 |
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Madoka | (マミさん、聞こえますか?
今Playerちゃんと学校のそばにいるんですけど) |
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Madoka | (二丁目の商店街の裏通りに
結界があるって探知した みたいなんです) |
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Mami | 二丁目? 学校からずいぶん離れてる
けど……本当に感知できたの? |
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Mami | 私たちにそこまでの力はないと
思うんだけど……… わかったわ、すぐ行くわね。 |
9-2 After
Madoka | みんな、見て!
また、ソウルジェムが少し光ってる! |
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Kyouko | 本当だ……やっぱり何かの魔力に
反応して輝くみたいだな。 一体どんな意味があるんだ? |
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Mami | ソウルジェムのことはわからないけど
――それより結界の見つけ方のほうが 驚きたわ。 |
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Mami | あんな遠い場所から感知して
見つけ出せるなんて! 私たちでは信じられない力よ。 |
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Sayaka | Player、
あんたはすごいっ! これでついに、 退屈な魔女探しから解放されるっ!! |
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Mami | もう、美樹さんったら。
ダメよ。すぐに現場に集まれるように パトロール自体は続行です。 |
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Kyouko | でも、見つけるよりもさ、
戦いがぐっと楽になったほうが デカいと思うぜ。 |
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Mami | それは言えるわね。 | |
Mami | Playerさんが入ったことで連携の効率が上がったのは間違いないわ。 | |
Sayaka | お? いつもうるさい杏子が、
今回ばかりはやけに素直に 認めたじゃん。 |
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Madoka | Playerちゃん、
すごーい!! |
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Kyubey | Playerは大活躍のようだね。まさに、君の思惑通りというわけだ。暁美ほむら? | |
Homura | 何のことかしら? | |
Kyubey | とぼけても無駄だよ。
Playerの能力のことさ。 |
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Kyubey | あれは、新人の魔法少女が何の理由もなく、いきなり使えるものではない。 | |
Kyubey | かなり以前から、誰かの介入があったとしか思えないね。 | |
Kyubey | 君の魔法の仕業なんだろう?
おそらく、時間を操ることができる能力だと思うんだけど。 |
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Kyubey | これまでの戦いを観察させてもらっていて、うすうす気づいてはいたのだけど、彼女の登場で確信したよ。 | |
Kyubey | 暁美ほむら。何度も時間を繰り返して、Playerの能力に干渉していたんだね? | |
Homura | ……。
あなたには関係ないわ。 |
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Kyubey | まあね。だけど、なぜこんな手間のかかることをしたのか、興味はある。
やはり、ワルプルギスの夜かい? |
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Homura | あの最大の魔女に勝つことは……
私ひとりでは無理。 |
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Homura | 悔しいけど、あなたが言った通りだったわ。 | |
Kyubey | 別の時間軸の僕はそんなことを言ったのかい? 興味深いね。 | |
Kyubey | それで、Playerの力を利用するために、時間遡行を繰り返してきたってわけだ。 | |
Kyubey | 大したものだよ。彼女の本来の力を引き出して、覚醒させたと言っていいのかな? | |
Kyubey | あの力を持った彼女と今の君たちならば、ワルプルギスの夜にさえ勝てるだろうね。 | |
Kyubey | 今の君たちなら、だけど。 | |
Homura | ……それは、どういう意味? | |
Kyubey | 別に。深い意味なんてないよ。
それより、君にはつくづく驚かされるよ、暁美ほむら。 |
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Kyubey | Playerの力をあそこまでにするには、それこそ何度もの時間遡行が必要だったはず。 | |
Kyubey | 普通ならば、もっと早い段階で
絶望を感じてるはずなんだけどね。 |
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Kyubey | 今の僕でも驚いてるんだから、きっと過去の僕にも想定できなかったことだろう。 | |
Homura | 回りくどいわね。 | |
Kyubey | わかったよ。
ただ、これだけは言っておこう。 |
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Kyubey | 君がやり直そうとした時間軸、それはどんなにあがこうとも、しょせん因果律の上に成り立っているものなんだ。 | |
Homura | あなたは……
あなたはまた何かを企んでいるというの!? |
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Kyubey | 企む? それは違うよ。人聞きが悪いな。僕はお互いの利害に無関係なことを言わなかっただけに過ぎない。 | |
Kyubey | 別時間の僕と君たちの関係だって
きっとそれでうまくいって いたんだろう? |
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Kyubey | なんであれ、ワルプルギスの夜が現れたときに、君のやったことが正しかったかどうかはっきりするだろう。 | |
Kyubey | 暁美ほむら。君の考えがうまくいくか、楽しみにしてるよ。 |
Quest 9-3
9-3 Before
Sayaka | (みんな! 集まってる?
またPlayerが結界を感知したよ!) |
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Kyouko | Playerのやつ、すげーな……!
近頃もう立て続けじゃん。 |
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Mami | なんだかうまくいきすぎてて
怖いぐらいだわ。 |
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Mami | やっぱりソウルジェムの輝きも
あの子と何か関係あるのかしら? |
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Mami | でもPlayerさんが私たちに隠れて、すごく無理をしてるなんてことないかしら? | |
Kyouko | そうやって自分より他人の心配する
とこは相変わらずだな。だけど 考えても始まらないぜ。早く行くぞ! |
9-3 After
Madoka | おいし~。やっぱり、マミさんの
手作りケーキは最高ですねっ。 |
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Mami | ありがとう、鹿目さん。
そう言ってもらえると 私も作り甲斐があるわ。 |
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Kyouko | ただの使い魔だったのは不満だけど、
やっぱり戦いの後のお茶とお菓子は 格別だぜっ! |
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Sayaka | あ、ちょっと杏子っ!
あんた、さっきからひとりで 何個食べる気なのよ! |
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Kyouko | ぼやぼやしてるほうが悪いんだよっ。
ほーら、いっただきー! |
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Madoka | もう杏子ちゃんたら。――だけど
マミさん。どうしてこんな場所で お茶会を開いたんですか? |
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Mami | え!? え、えっと、その、
今私の部屋がすごく散らかってるの。 だからこんな所で、ごめんなさいね。 |
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Sayaka | へえ。なんか意外ですねえ。
マミさんはいつも部屋をきれいに 片付けてるってイメージなのに。 |
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Kyouko | ま、まあ、いいじゃねえか
他人の家のことなんて! それより、ほむらはどうしたんだ? |
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Madoka | う、うん。もちろん誘ったんだけど、
用が済んだから先に帰るって。 |
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Sayaka | 相変わらず無愛想なやっちゃなー。
Playerの歓迎会も兼ねてんのにさ。 |
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Kyouko | 何か秘密を抱えてるようだしな。
アタシらとなれ合う気は ないんじゃねーの? |
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Madoka | きっと、ほむらちゃんにも
都合があるだけだよ。 次に呼べば……必ず来てくれるよ。 |
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Madoka | Playerちゃん
……ほむらちゃんのこと、 悪く思わないであげてね。 |
Quest 9-4
9-4 Before
Madoka | (ほむらちゃん、聞こえてるよね?
結界が見つかったから、今から 集まってね) |
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Madoka | (Playerちゃんが来てくれてから戦いもすっごく楽になったよね) | |
Madoka | (今回も早くやっつけたら、ほむら
ちゃんもみんなと一緒にお茶 しよ うよ。それじゃ、待ってるからね) |
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Homura | まどか……
すっかり戦うことに余裕を 持ってしまっている…… |
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Homura | Playerの魔法の力のおかげで、戦闘が楽に片付いているからだろうけど…… | |
Homura | でも、おかしい。
いくらなんでも、あそこまで 力が覚醒するものなのかしら? |
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Homura | それに戦闘のたびに起きる
ソウルジェムの輝き……あんなこと、 今までの時間では一度も起きなかった |
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Homura | 何よりも、全員が感じてるという
テレパシーのような力だって、 私には…… |
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Homura | この戦いが済んだら、Playerに話を聞いてみる必要があるかもしれない……。 |
9-4 After
Homura | 急に呼び出してごめんなさい、
Player。 |
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Homura | 単刀直入に言うわ。
あなた、今の私たちの好調ぶりが 何故か、理由はわかってる? |
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Homura | ……わからない?
だとすると、やはり…… あなた自身に自覚のない能力なのね |
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Homura | 私たちの連携が飛躍的に向上してる
理由……それこそが、あなたの魔法の 力だと思うの。 |
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Homura | 私はね……自分の魔法の力で
別の時間からやってきたの。 ちょうど一か月後の時間から。 |
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Homura | それも一度だけじゃない。
何度も繰り返してきた。 そう、ある人との約束を守るために。 |
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Homura | ……ごめんなさい。
いきなりこんな話、驚いてるわよね。 理解しろといっても無理だと思う。 |
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Homura | でも、それでも話したのは……
私にもわからないことが 起きているからなの。 |
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Homura | 巴マミから話ぐらいは聞いてるかも
しれないけど、もうすぐこの街に ワルプルギスの夜がくる。 |
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Homura | そう、最凶最悪の魔女……今までの
相手とは桁が違う。まともに戦っても 勝てる相手ではない。だから…… |
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Homura | Player、
ワルプルギスの夜との戦いに生き残る には、あなたの力が絶対必要になる。 |
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Homura | 私の目的は……そのワルプルギスの
夜との戦いで死ぬはずのある人を、 あなたの力を使って助けること。 |
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Homura | ……だけど、どうやらあなたの能力は
私の考えてるものと少し違うようなの。 |
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Homura | そう思ったのはあのソウルジェムの
輝きを見たからよ。あれも、あなたの 魔法の影響に間違いない。 |
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Homura | でも、今まで具体的な影響が現れる
ことはなかった。あなたの力がこれ ほど覚醒してるのは……不自然だわ。 |
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Homura | あなたの力が私の時間遡行にも影響を
受けず、ある程度引き継がれると いうのであれば筋が通るけど…… |
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Homura | ねえPlayer
あなたに何か自覚症状はないの? |
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Homura | 例えば……前の時間での記憶が
残っているとか? |
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Homura | ……そう。
そうね、覚えているはず、ないわよね |
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Homura | 変な話ばかりしてごめんなさい。
あなたにとっては訳のわからない ことを言われてるだけですものね。 |
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Homura | キュゥべえにね、おかしなことを
言われたの。それが気になって、 少し神経質になってるのかもしれない |
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Homura | わざわざ呼び出しておいてなんだけど
……いま言ったことは、 全て忘れてちょうだい。 |
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Homura | ……。 |
Quest 9-5
9-5 Before
Madoka | Playerちゃん
……どうかしたの? さっきからぼーっとしちゃって。 |
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Madoka | 何か心配事でもあるの?
わたしでよかったら、 いくらでも相談にのるよ? |
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Sayaka | ねえ、ふたりとも!
これが無事終わったら、またマミさんのケーキでお茶会だね! |
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Madoka | もう、さやかちゃんたら。
ちょっと気が早いよ。油断してるって またマミさんに怒られちゃうよ。 |
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Sayaka | なーに優等生ぶってんのよ。
まどかだってお茶会が 楽しみなくせしてぇ。 |
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Madoka | ま、まあね。へへへ、だって
Playerちゃんが入ってから調子がいいんだもん。 |
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Sayaka | 正直でよろしい。
さあさ、ちゃっちゃとやっつけて 手作りお菓子にありつこう! |
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Kyubey | やあ、君たち。 | |
Sayaka | あれ、キュゥべえ。
いったいどうしたの? |
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Kyubey | なぁに、たまには君たちの戦いぶりを
直に見ようかと思ってね。 ちょっと確かめたいこともあるし、ね |
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Kyubey | むろん、君たちの邪魔はしない。
まぁ、あまり力になれることも ないけどね。 |
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Homura | キュゥべえ……。 | |
Kyubey | おや? どうかしたかい、
暁美ほむら。 なんだか元気がないようだけど。 |
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Homura | あなたには関係ないわ。 | |
Kyubey | ふむ。まあ、その通りだね。
ただ、まどかたちはみんな協力して やっているみたいなのに…… |
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Kyubey | 君は、あんまり彼女たちと一緒に
行動しないんだね? |
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Homura | それがなに!? | |
Kyubey | 余計なことを言ってしまったかい?
だったら謝るよ。それよりも早く 結界に向かおうじゃないか。 |
9-5 After
Kyouko | あれ? なんだよ、
まだお茶の準備ができてないのか。 |
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Mami | 淹れたてのほうがいいでしょう。
いまお湯を沸かしてくるから、 少し待っててちょうだい。 |
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Kyouko | えー! こっちは魔女退治で腹ペコ
だっつーの。我慢できないって! 何か食わねーと死んじまうよぉ。 |
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Madoka | 杏子ちゃん、そんなこと言ってるけど
……もう何か食べてるじゃない? |
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Kyouko | これは(モグモグ)とっておきの(パクパク)非常食だから(ハグハグ)
あまり食べたくねーんだよ。 |
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Madoka | た、食べるか、しゃべるか、
どっちかにしたほうがいいよ……。 |
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Sayaka | あんたねぇ……一応聞くけどさ、
それってどうやって手に入れたのよ? |
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Kyouko | あン? なんだよ、疑ってんのか?
へへーんだ、こいつはマミが焼いた お菓子だよ。 |
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Kyouko | お生憎さまだね。アタシだって好きで
フラフラしてる訳じゃねーんだ。 今はちゃんとやってるよ! |
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Sayaka | ちゃんとって……
魔法を使って手に入れてるんなら ちっともちゃんとじゃないんじゃん! |
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Kyouko | 昔はともかく今はマミん家にいるんだ
そんなことに魔法使ったりしねーよ! |
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Madoka | 杏子ちゃん……
マミさんの家で一緒に暮らしてるの? |
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Sayaka | ふ~ん、そうなんだー。
ずいぶん仲が良くなったもんだわー。 |
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Sayaka | いや、この場合は違うね。
「昔みたいに」仲良くなった ……ってのが正解かなぁ? |
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Kyouko | バカ! そんなんじゃねーよ!!
アタシはいいって言ったんだけど、 その……マミがしつこいんだよ。 |
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Kyouko | アイツ、新しい必殺技のポーズと
掛け声を考えちゃ、アタシを練習に 付き合わせたいだけなんだよ! |
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Kyouko | それにさ、マミはずっと一人暮らしで
物騒だろうから、その……アタシと 一緒のほうがいいかと―― |
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Kyouko | ……あれ? | |
Sayaka | ありゃりゃ、途中から本音が出てるわ
こりゃ本当に、おふたりは寄りをお戻しになったようで。 |
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Madoka | よかったねー、ふたりとも!
マミさんもホントはさびしがり屋さんだし……ちょうどいいよ。 |
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Homura | ちょっと待って!
佐倉杏子……その話、本当なの?! |
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Madoka | えっ……突然、ど、どうかしたの、
ほむらちゃん? |
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Homura | あなたたち、そんなに仲が良かった
かしら? 昔の関係はそんなに簡単な こじれ方じゃなかったわよね? |
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Madoka | ちょっと、ほ、ほむらちゃんっ。
そ、そんな言い方ダメだよぅ……。 |
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Sayaka | 転校生っ! あんた、いったい何が
言いたいのよ!? 杏子とマミさんが 仲良くなったら悪いのっ?! |
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Homura | ……ごめんなさい、
今のは私が悪かったわ。ちょっと気に なったものだから……悪気はないの。 |
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Homura | ただ……鹿目まどか。あなた、ずいぶん巴マミの性格に詳しいのね。
何かあったのかしら? |
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Madoka | え? ……うーん、別になにかあった訳じゃないけど……その、なんとなくマミさんはそういう人かなぁーって。 | |
Homura | そう……ごめんなさい。
突然割って入ったうえにおかしなことを聞いてしまって。 |
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Homura | お互い知り合って間もないのに、
ずいぶん相手の気持ちがわかるから 不思議に思っただけ。 |
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Sayaka | はぁ? なによ、あんた。
あたしたちが仲が良いとおかしいって言いたいの? |
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Sayaka | とことんカワイクないわねぇ!
早くどっか行っちゃえ! あんたなんかにマミさんのお菓子はやらんっ! |
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Kyubey | 待ちたまえ、暁美ほむら。
君だけいつもひとりで、みんなと一緒じゃなくていいのかい? |
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Homura | そんなこと、あなたには関係ないわ。
それより、ずっとそこで私たちを 見ていたの? |
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Homura | あなたが興味があるのは、私たちの戦いぶりだけだったはず。 | |
Kyubey | ああ。Playerが加入して、
他にもいろいろと気になることができてね。 |
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Homura | まあ、いいわ。今はあなたに尋ねたい
ことがあるの。 さっきのやりとりなんだけど…… |
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Kyubey | マミと佐倉杏子の人間関係かい? | |
Homura | 話が早いわね。私の見てきた世界では、あのふたりがあんな関係になったことは一度もなかった。 | |
Kyubey | この世界が君の予定してた世界とは違う。そう言いたいのかい? | |
Kyubey | それより君もみんなと話をしたり、食物や水分を摂取してみたらどうだい? | |
Homura | 私にそんな余裕はない。今度こそ……
まどかを守ってみせるためにも。 |
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Kyubey | ならば、無理強いはしないよ。
ただ気になることがあってね。 |
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Homura | 気になること? | |
Kyubey | 君の時間遡行能力は確かに素晴らしい
……ただ決して万能ではなく、 あくまで時間を巻き戻すだけだ。 |
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Kyubey | 運命まで変えることができるとは、
どうしても僕には思えないんだ。 |
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Homura | それは……今回も私がまどかを救えないと言いたいの? | |
Kyubey | まどかを救いたいという君の目的は
ともかく、君はPlayerの力を利用したいわけだ。 |
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Kyubey | だとしたら、利用すべきその力の性質を
君は誤解してるんじゃないかな? |
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Homura | さっきから一体なに?
あなたは何が言いたいの? |
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Kyubey | ……暁美ほむら。
君のソウルジェムだけ、あの謎の発光をしていないんだろ? |
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Homura | っ!? | |
Kyubey | 観察していて気がついたんだ。
理由はまだよくわからないけどね。 |
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Kyubey | どうやら君の考えていた計画は、
すでに破綻し始めている。 |
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Kyubey | そう考えるのが妥当なんじゃないかな
……暁美ほむら? |