The Beginning Story: Episode 12: Difference between revisions

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(→‎Part A: My heart aches. Why is it raining in here?)
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! width="50%" |住宅街廃墟
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| colspan="2"|Continuation of [[Episode 11|previous episode]].  Madoka looks towards the Walpurgisnacht with determination with Kyubey beside her.  Next to them, Homura's feet is wedged in the rubble, unable to budge.
|前話より続き。決意の眼差しでワルプルギスの夜を見据えるまどかと、その隣に控えるキユウベえ。さらにその傍らには、瓦礫に足を挟まれ動けないほむら。
|前話より続き。決意の眼差しでワルプルギスの夜を見据えるまどかと、その隣に控えるキユウベえ。さらにその傍らには、瓦礫に足を挟まれ動けないほむら。
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|'''Madoka''':||Homur-chan... I'm sorry.  I'm going to become a magical girl.
|まどか「ほむらちゃん...ごめんね。わたし、魔法少女になる」
|まどか「ほむらちゃん...ごめんね。わたし、魔法少女になる」
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|'''Homura''':||Madoka, you can't...
|ほむら「まどか、そんな...」
|ほむら「まどか、そんな...」
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| colspan="2"|In contrast to the panic shown by Homura, Madoka's face shows unwavering determation.
|狼狽えるほむらとは裏腹に、まどかの表情には一切の迷いがない。
|狼狽えるほむらとは裏腹に、まどかの表情には一切の迷いがない。
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|'''Madoka''':||I finally know what I want.  I've found the wish I truly want granted.  So I'll use my life for that wish.
|まどか「わたし、やっと分かったの。叶えたい願い事を見つけたの。だからそのために、この命を使うね」
|まどか「わたし、やっと分かったの。叶えたい願い事を見つけたの。だからそのために、この命を使うね」
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|'''Homura''':||Don't!
|ほむら「やめて!」
|ほむら「やめて!」
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| colspan="2"|Unable to hold back, in tears, Homura cries out.
|思わず涙を散らして叫ぶほむら。
|思わず涙を散らして叫ぶほむら。
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|'''Homura''':||Because then, what have I... What have I been fighting for..?
|ほむら「それじゃあ、私は...私は何のために...」
|ほむら「それじゃあ、私は...私は何のために...」
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|'''Madoka''':||I'm sorry.  ''(I'm so sorry.)''
|まどか「本当に、ごめんね」
|まどか「本当に、ごめんね」
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| colspan="2"|Madoka calmly explains as Homura despairs.
|悲嘆するほむらを、まどかは穏やかに諭す。
|悲嘆するほむらを、まどかは穏やかに諭す。
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|'''Madoka''':||But I believe it's because you've protected me for so long and placed so much hope on me that I'm the person I am now.  I really am sorry.  This is the answer I've found.  Please believe in me.  I promise that what you've done for me will not be in vain.
|まどか「これまでずっと、ずっとずっとほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、いまのわたしが在るんだと思う。そんなわたしが、やっと見つけ出した答えなの。信じて。絶対に、今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから」
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|'''Homura''':||''(Madoka...)''
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|まどか「これまでずっと、ずっとずっとほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、いまのわたしが在るんだと思う。そんなわたしが、やっと見つけ出した答えなの。
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| colspan="2"|Madoka prepares herself, then steps before the Incubator.
|信じて。絶対に、今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから」
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|覚悟を決めたまどかの前に、満を持して進み出るインキュベーター。
|覚悟を決めたまどかの前に、満を持して進み出るインキュベーター。
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|'''Kyubey''':||Now that you're the central point of karmic destiny from many different timelines, no matter how enormous the wish, you will most likely be able to realize it.
|キユウベえ「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君ならば、どんな途方もない望みであろうと叶えられるだろう」
|キユウベえ「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君ならば、どんな途方もない望みであろうと叶えられるだろう」
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|'''Madoka''':||... You're telling the truth, right?
|まどか「...本当だね?」
|まどか「...本当だね?」
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|'''Kyubey''':||Now, Kaname Madoka.  What is the wish you will pay for with your soul?
|キユウベえ「さあ、鹿目まどか。その魂を対価にして、おは何を希う?」
|キユウベえ「さあ、鹿目まどか。その魂を対価にして、おは何を希う?」
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|'''Madoka''':||I...
|まどか「わたし...」
|まどか「わたし...」
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| colspan="2"|Madoka takes a deep breath and declares with a booming voice.
|やや間をおいて深呼吸してから、まどかは高らかに宣言する。
|やや間をおいて深呼吸してから、まどかは高らかに宣言する。
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|'''Madoka''':||I want to erase all Witches before they are even born.  I will erase every single Witch in every universe, past andn future with my own hands.
|まどか「すべての魔女を、産まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女を、この手で」
|まどか「すべての魔女を、産まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女を、この手で」
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| colspan="2"|Light gathers at Madoka's bosom, the radiance of a Soul Gem being born.
|まどかの胸元に光が集まる。契約によるソウルジエム誕生の輝き。
|まどかの胸元に光が集まる。契約によるソウルジエム誕生の輝き。
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|'''Kyubey''':||If that wish——
|キユウベえ「その祈りはーー」
|キユウベえ「その祈りはーー」
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| colspan="2"|Kyubey watch the light with dismay.
|だがその光を前にして、むしろ狼狽えるキユウベえ。
|だがその光を前にして、むしろ狼狽えるキユウベえ。
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|'''Kyubey''':||If that wish were to come true, it wouldn't just be on the scale of temporal manipulation.  You'd be opposing karmic destiny, the very laws of causaulity themsleves... Do you truly intend to become a god?
|キユウベえ「そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない。因果律そのものに対する叛逆だ!君は...神にでもなるつもりなのか?」
|キユウベえ「そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない。因果律そのものに対する叛逆だ!君は...神にでもなるつもりなのか?」
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|'''Madoka''':||I don't care what you call it.
|まどか「神様でも、何でもいい」
|まどか「神様でも、何でもいい」
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| colspan="2"|While gently caressing the light radiating from her bosom, Madoka closes her eyes and continues declaring her wish in earnest. 
|胸元の光にそっと手を添えながら、まどかは目を閉じて一途に願い続ける。
|胸元の光にそっと手を添えながら、まどかは目を閉じて一途に願い続ける。
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|'''Madoka''':||All those magical girls who held onto their hopes and fought against Witches——  I don't want to see them cry.  I want them to stay smiling until the end.  I f any rule or law stands in my way... I wish destroy it.  I will rewrite it!  That is my prayer...  That is my wish...
|まどか「今日まで魔女と戦ってきたみんなをーー希望を信じた魔法少女を、わたしは泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて、壊してやる。変えてやる!これがわたしの祈り...わたしの願い...」
|まどか「今日まで魔女と戦ってきたみんなをーー希望を信じた魔法少女を、わたしは泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて、壊してやる。変えてやる!これがわたしの祈り...わたしの願い...」
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| colspan="2"|Madoka reopens her eyes as she roars.
|そして目を見開き、まどかはキユウベえに一喝する。
|そして目を見開き、まどかはキユウベえに一喝する。
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|'''Madoka''':||Now grant it, Incubator!
|まどか「さあ、叶えてよ。インキュベーター!」
|まどか「さあ、叶えてよ。インキュベーター!」
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| colspan="2"|The light expands, engulfing everything in blinding whiteness.
|光は拡がり、視界を真っ白に覆い尽くす。
|光は拡がり、視界を真っ白に覆い尽くす。
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! width="50%" |マミの部屋(幻覚)
! width="50%" |マミの部屋(幻覚)
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| colspan="2"|Madoka sits formally at the low dining table.
|ローテーブルに向かってちょこんと正座しているまどか。
|ローテーブルに向かってちょこんと正座しているまどか。
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| colspan="2"|A slice of Mami's homemade chiffon cake sits in front of her.
|目の前にはマミ手製のシフォンケーキ。
|目の前にはマミ手製のシフォンケーキ。
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| colspan="2"|Mami serves her tea with a gentle smile.
|マミが穏やかな笑みを浮かべつつ、紅茶を配膳してくれる。
|マミが穏やかな笑みを浮かべつつ、紅茶を配膳してくれる。
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|'''Mami''':||Kaname-san, do you truly understand how daunting that wish is?
|マミ「鹿目さん、それがどんなに恐ろしい願いか分かっているの?」
|マミ「鹿目さん、それがどんなに恐ろしい願いか分かっているの?」
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|'''Madoka''':||... I think so.
|まどか「...たぶん」
|まどか「...たぶん」
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|'''Mami''':||It means you must fight without pause throughout all timelines, past and future, for all eternity. 
|マミ「未来と、過去と、すべての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ」
|マミ「未来と、過去と、すべての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ」
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| colspan="2"|Mami continues her lecture gently and calmly.
|あくまで穏やかに諭すように、マミは先を続ける。
|あくまで穏やかに諭すように、マミは先を続ける。
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|'''Mami''':||It means you'll cease as an individually.  Death would be a kinder fate.  You'll be firmly implanted in this universe as a concept - a principal that destroys Witches. 
|マミ「そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる。死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぽす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」
|マミ「そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる。死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぽす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」
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|'''Madoka''':||That's fine.  That's what I intend to do.
|まどか「いいんです。そのつもりです」
|まどか「いいんです。そのつもりです」
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| colspan="2"|Madoka replies undaunted.
|怯むことなく返答するまどか。
|怯むことなく返答するまどか。
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|'''Madoka''':||If someone says it's wrong to have hope.  I will tell them they're wrong every single time...  I know my determination will never waver.
|まどか「希望を懐くのが間違いだなんて言われたら、わたし、そんなのは違うって...何度でも、そう言い返せます。きっといつまでも言い張れます」
|まどか「希望を懐くのが間違いだなんて言われたら、わたし、そんなのは違うって...何度でも、そう言い返せます。きっといつまでも言い張れます」
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|'''Kyouko''':||It's fine, then, isn't it?  If you think you can do it, you've just gotta do it!
|杏子「いいんじゃねえの? やれるもんなら、やってみなよ」
|杏子「いいんじゃねえの? やれるもんなら、やってみなよ」
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| colspan="2"|Kyouko spontaneously appears next to her, wolfing down a slice of cake and some tea.
|いつの間にか隣には、ふるまわれた紅茶とケーキをがっつがっつと豪快に食べている杏子がいる。
|いつの間にか隣には、ふるまわれた紅茶とケーキをがっつがっつと豪快に食べている杏子がいる。
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|'''Kyouko''':||I mean, you've found your reason to fight, haven't you?  You've decided yourself not to run away, right?  That's all there is to it!  All that's left is to run full steam ahead!
|杏子「戦う理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ?なら仕方ないじゃん。あとはもう、とことん突っ走るしかねーんだからさ」
|杏子「戦う理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ?なら仕方ないじゃん。あとはもう、とことん突っ走るしかねーんだからさ」
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|'''Madoka''':||Yeah... Thanks, Kyouko-chan.
|まどか「うん...ありがと、杏子ちゃん」
|まどか「うん...ありがと、杏子ちゃん」
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|'''Mami''':||... I guess that means you'll be needing this again.  Here you go.
|マミ「...じゃあ、預かっていたもの、返さないとね」
|マミ「...じゃあ、預かっていたもの、返さないとね」
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| colspan="2"|Mami holdds out a notebook, the same one where Madoka once doodled her magical girl costume designs on.
|マミはまどかに、かつてまどかが綴った変身構想ノートを差し出す。
|マミはまどかに、かつてまどかが綴った変身構想ノートを差し出す。
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|'''Madoka''':||Ehehe...
|まどか「あはは...」
|まどか「あはは...」
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| colspan="2"|Madoka takes it, slightly bashful.
|やや照れくさそうに、それを受け取るまどか。
|やや照れくさそうに、それを受け取るまどか。
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|'''Mami''':||You're not just making people's hopes come true.  ——You're becoming hope itself.  The hope of us all.
|マミ「あなたは、希望を叶えるんじゃない。ーーあなた自身が、希望になるのよ。私たち全ての希望に」
|マミ「あなたは、希望を叶えるんじゃない。ーーあなた自身が、希望になるのよ。私たち全ての希望に」
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| colspan="2"|The room scene fades out as Mami says those words.
|マミの言葉とともに、部屋の光景はフェードアウトに呑み込まれていく。
|マミの言葉とともに、部屋の光景はフェードアウトに呑み込まれていく。
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! width="50%" |住宅街廃墟
! width="50%" |住宅街廃墟
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| colspan="2"|Madoka shines intensely.  She has transformed into her magical girl costume.
|猛烈な輝きを放ち続けるまどか。その姿は魔法少女スタイルへと変わっている。
|猛烈な輝きを放ち続けるまどか。その姿は魔法少女スタイルへと変わっている。
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|'''Homura''':||...!
|ほむら「...ッ!」
|ほむら「...ッ!」
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| colspan="2"|Homura and Kyubey try to block out blinding light.
|あまりの眩さに目を庇うほむらとキユウべえ。
|あまりの眩さに目を庇うほむらとキユウべえ。
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|'''Walpurgisnacht''':||Guaaaa...!?
|ワルプルギス「グアアアア...ツ!?」
|ワルプルギス「グアアアア...ツ!?」
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| colspan="2"|Even the Walpurgisnacht has noticed the shine behind it.  It turns around and shouts a screeching battle cry.
|ワルプルギスの夜もまた背後の輝きに気付き、振り同いて戦きの唸リ声を上げる。
|ワルプルギスの夜もまた背後の輝きに気付き、振り同いて戦きの唸リ声を上げる。
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| colspan="2"|Madoka, transformed, aims her bow towards the sky. With the arrow she releases a vast magical power, dividing infinitesimally, flying in the sky at all directions.
|変身したまどかは天空に向けて弓をつがえ、射る。膨大な魔力と共に放たれた矢は無限に分裂し、天空のあらゆる方角へと飛び去っていく。
|変身したまどかは天空に向けて弓をつがえ、射る。膨大な魔力と共に放たれた矢は無限に分裂し、天空のあらゆる方角へと飛び去っていく。
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|}
|}
===Somewhere within the City - A Back Alley Somewhere===
===A City Somewhere - A Back Alley Somewhere===
{| width="100%" border="1" cellpadding="5" cellspacing="1" style="border-collapse: collapse; border-color: #ddd; margin-top: 20px;"
{| width="100%" border="1" cellpadding="5" cellspacing="1" style="border-collapse: collapse; border-color: #ddd; margin-top: 20px;"
! colspan="2" width="50%" | Somewhere within the City - A Back Alley Somewhere
! colspan="2" width="50%" | A City Somewhere - A Back Alley Somewhere
! width="50%" |どこかの街、どこかの裏路地
! width="50%" |どこかの街、どこかの裏路地
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| colspan="2"|
| colspan="2"|A magical girl, alone and in pain, runs out of magical power.
|傷つき、力尽きようとしている一人の魔法少女。
|傷つき、力尽きようとしている一人の魔法少女。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Bitter tears flow as she cups her blackened Soul Gem.
|悔し涙に暮れながら、黒く染まった自分のソウルジエムを握リしめる。
|悔し涙に暮れながら、黒く染まった自分のソウルジエムを握リしめる。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|She can only watch in despair as her Soul Gem turns into a Grief Seed, a Witch about to hatch.
|グリーフシードへと変貌したそこから、魔女が孵化する兆しを、絶望の眼差しで見守る少女。
|グリーフシードへと変貌したそこから、魔女が孵化する兆しを、絶望の眼差しで見守る少女。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|But Madoka's arrow flies in from the sky, enveloping the girl in light.
|だがそこに、空の彼方から飛来したまどかの矢が、少女を光で包み込む。
|だがそこに、空の彼方から飛来したまどかの矢が、少女を光で包み込む。
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| colspan="2"|Bathed in light, Madoka holds the girl's hand with a gentle smile.
|光の中で、優しく微笑みながら少女の手を包み込むまどか。
|光の中で、優しく微笑みながら少女の手を包み込むまどか。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|The Grief Seed never hatches, but instead fades away into the light.
|孵化しかかっていたグリーフシードが、光に浄化され消えていく。
|孵化しかかっていたグリーフシードが、光に浄化され消えていく。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Witnessing this, the magical girl passes away with a face of relief.
|それを見届けて、安堵に顔を和ませ、力尽きる魔法少女。
|それを見届けて、安堵に顔を和ませ、力尽きる魔法少女。
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Line 218: Line 218:
! width="50%" |あらゆる時間、あらゆる平行世界
! width="50%" |あらゆる時間、あらゆる平行世界
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| colspan="2"|
| colspan="2"|As an arrow of light, Madoka flies through time and space, preventing one Grief Seed from hatching after another.
|光の矢になって、異なる時空へと次々と飛来し、片っ端からグリーフシードの孵化を阻止していくまどか。
|光の矢になって、異なる時空へと次々と飛来し、片っ端からグリーフシードの孵化を阻止していくまどか。
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|'''Madoka''':||I won't let your prayer end in despair.
|まどか「あなたたちの祈りを、絶望で終わらせたりしない!」
|まどか「あなたたちの祈りを、絶望で終わらせたりしない!」
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| colspan="2"|The scene is projected to all Soul Gems throughout the universe. Magical girls of all time see and hear Madoka's calling.
|その光景は、全宇宙のすべてのソウルジエムに映写される。あらゆる時代の魔法少女がそれを見届け、まどかの呼びかける声を聴く。
|その光景は、全宇宙のすべてのソウルジエムに映写される。あらゆる時代の魔法少女がそれを見届け、まどかの呼びかける声を聴く。
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|'''Madoka''':||None of you have to hate anyone, or curse anyone.  I'll bear the full, dreadful weight of your karmic destinies.  So please, believe in yourselves until the very end.
|まどか「あなたたちは誰も呪わない。祟らない。因果はすべてわたしが受け止める!だからお願い。最後まで自分を信じて!」
|まどか「あなたたちは誰も呪わない。祟らない。因果はすべてわたしが受け止める!だからお願い。最後まで自分を信じて!」
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| colspan="2"|
| colspan="2"|All the girls of the past shown in [[Episode 11]] find relief in her reassurance. Cleopatra, Himiko, and even Joan of Arc caress hope within their chest with renewal determination, as they walk forward courageously to face their fate.
|十一話で描かれた過去の魔法少女たちが、みな救済の在処を知る。クレオパトラも、卑弥呼も、ジヤンヌ・ダルクも、新たな希望と決意を胸に、それぞれの運命に立ち向かう勇気を得て立ち上がる。
|十一話で描かれた過去の魔法少女たちが、みな救済の在処を知る。クレオパトラも、卑弥呼も、ジヤンヌ・ダルクも、新たな希望と決意を胸に、それぞれの運命に立ち向かう勇気を得て立ち上がる。
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Line 239: Line 239:
! width="50%" |住宅街廃墟
! width="50%" |住宅街廃墟
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Madoka becomes a mass of light, arrows firing continuously toward the sky, multiplying infinitely towards all of space and time.
|もはや光の塊となったまどか。空に向けて数限りなく弓を射続け、その矢は無限に増殖して世界中へ、そして時空の彼方へと飛び去っていく。
|もはや光の塊となったまどか。空に向けて数限りなく弓を射続け、その矢は無限に増殖して世界中へ、そして時空の彼方へと飛び去っていく。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Madoka takes aim.  The Walpurgisnacht roars as it rushes forth.
|そんなまどか目掛けて、雄叫びとともに突進しょうとするワルプルギスの夜。
|そんなまどか目掛けて、雄叫びとともに突進しょうとするワルプルギスの夜。
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| colspan="2"|Its giant body suddenly begins to collapse in itself, piece-by-piece, emitting dazzling light as it does.  The Walpurgis looks down at its body nervously.
|だがその巨体の端々が、ふいにボロボ口と崩壊し、崩れたそこから眩い光を放ちはじめる。戸惑うように己の身体を見下ろすワルプルギス。
|だがその巨体の端々が、ふいにボロボ口と崩壊し、崩れたそこから眩い光を放ちはじめる。戸惑うように己の身体を見下ろすワルプルギス。
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|'''Walpurgisnacht''':||Gu, ga, gaaaa...!?
|ワルプルギス「グ、ガ、ガアアア...ッ!?」
|ワルプルギス「グ、ガ、ガアアア...ッ!?」
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|'''Madoka''':||It's okay... It's okay now.
|まどか「もういいの...もういいんだよ」
|まどか「もういいの...もういいんだよ」
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| colspan="2"|Madoka smiles gently, as light from within the Walpurgis itself begins to consume it.
|己の内部に生じた光によって、内側から食い潰されていくワルプルギス。に、優しく微笑みかけるまどか。
|己の内部に生じた光によって、内側から食い潰されていくワルプルギス。に、優しく微笑みかけるまどか。
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|'''Madoka''':||You don't have to hate anyone anymore.  You don't have to curse anyone anymore...  I'll go back, before you took that form, and shoulder that burden for you.
|まどか「もう誰も恨まなくていいの。誰も呪わなくていいんだよ。...そんな姿になる前に、あなたは、わたしが受け止めてあげるから」
|まどか「もう誰も恨まなくていいの。誰も呪わなくていいんだよ。...そんな姿になる前に、あなたは、わたしが受け止めてあげるから」
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| colspan="2"|Madoka reaches out toward the collapsing Walpurgis.
|崩壊していくワルプルギスに、手を差し伸べるまどか。
|崩壊していくワルプルギスに、手を差し伸べるまどか。
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Light pours out of the giant monster, overflowing, blinding Homura's vision in white.
|巨大怪獣が内から放つ光はますますますます拡大しながら溢れ出て、ついには見守るほむらの視野を真っ白に埋め尽くす。
|巨大怪獣が内から放つ光はますますますます拡大しながら溢れ出て、ついには見守るほむらの視野を真っ白に埋め尽くす。
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|'''Homura''':||...!?
|ほむら「...ツ!?」
|ほむら「...ツ!?」
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Line 275: Line 275:
! width="50%" |虚無の闇
! width="50%" |虚無の闇
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| colspan="2"|As her vision returns after being blinded by the light, Homura finds herself floating in an endless darkness.
|光に目が眩んでいたほむらが、ふと気付くと、無限の闇の中を漂っている。
|光に目が眩んでいたほむらが、ふと気付くと、無限の闇の中を漂っている。
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|'''Homura''':||Where am I...?
|ほむら「ここは...」
|ほむら「ここは...」
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|'''Kyubey''':||(Voice Over)  The universe is realigning itself in accordance with the new law Madoka has brought forth.
|キユウベえoff 「まどかがもたらした新しい法則に基づいて、宇宙が再編されているんだよ」
|キユウベえoff 「まどかがもたらした新しい法則に基づいて、宇宙が再編されているんだよ」
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Kyubey's voice arrives out of no where.  Speckles of light lit in the darkness, one after another, gradually refilling the empty space of the universe with stares.
|どこからともなく届くキユウベえの声。闇の中に次々と小さな光点が灯り、いつしかそこは星明かリに満たされた宇宙空間へと変わる。
|どこからともなく届くキユウベえの声。闇の中に次々と小さな光点が灯り、いつしかそこは星明かリに満たされた宇宙空間へと変わる。
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|'''Kyubey''':||(Voice Over) ——Oh, that's right.  You were also a user of temporal magic.  Well, then, let us witness together——
|キユウベえoff「ーーそうか、君もまた時間を超える魔法の遣い手だったつけね。じゃあ一緒に見届けょうか。鹿目まどかという存在の結末をーー」
|キユウベえoff「ーーそうか、君もまた時間を超える魔法の遣い手だったつけね。じゃあ一緒に見届けょうか。鹿目まどかという存在の結末をーー」
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| colspan="2"|A shooting star appears at a distance and gradually approaches Homura.
|遠い彼方に現れた一筋の流れ星が、徐々にほむらの方に迫ってくる。
|遠い彼方に現れた一筋の流れ星が、徐々にほむらの方に迫ってくる。
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|'''Kyubey''':||(Voice Over)  What kind of end the existence known as "Kaname Madoka" will meet.  That is the Soul Gem her prayer created.
|キユウべえoff「あれが、彼女の祈りがもたらしたソウルジエムだ」
|キユウべえoff「あれが、彼女の祈りがもたらしたソウルジエムだ」
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| colspan="2"|The shooting star is in fact a gigantic Soul Gem.  Already stained by a curse, it gradually darkens.
|流れ星は、途方もなく巨大なソウルジエム。既に呪いの色に染まり、じわじわと黒く染まっていく。
|流れ星は、途方もなく巨大なソウルジエム。既に呪いの色に染まり、じわじわと黒く染まっていく。
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|'''Homura''':||That much...
|ほむら「そんな...」
|ほむら「そんな...」
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| colspan="2"|The giant Soul Gem passes before Homura, a sight to behold.
|ほむらの目の前を通過していく巨大ソウルジエム、そのあまりの大きさに息を呑むほむら。
|ほむらの目の前を通過していく巨大ソウルジエム、そのあまりの大きさに息を呑むほむら。
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|'''Kyubey''':||(Voice Over)  Can you even begin to grasp the amount of despair Madoka must bear as the price for her immense wish? 
|キユウベえoff「その壮大すぎる祈りを叶えた対価に、まどかが背負うことになる呪いの量が分かるかい?」
|キユウベえoff「その壮大すぎる祈りを叶えた対価に、まどかが背負うことになる呪いの量が分かるかい?」
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| colspan="2"|The Soul Gem flies towards a sparkling blue star, Earth.
|ソウルジェムが流れていく彼方には、青く輝く星、地球。
|ソウルジェムが流れていく彼方には、青く輝く星、地球。
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|'''Kyubey''':||(Voice Over)  She was able to bring forth enough hope to give birth to an entire universe.  But that much hope also brings with it enough despair to end a universe.  It's only natural.
|キユウベえoff「ひとつの宇宙を作り出すに等しい希望が、遂げられた。それは即ち、ひとつの宇宙を終わらせるほどの絶望をもたらすことを意味する。当然だよね」
|キユウベえoff「ひとつの宇宙を作り出すに等しい希望が、遂げられた。それは即ち、ひとつの宇宙を終わらせるほどの絶望をもたらすことを意味する。当然だよね」
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| colspan="2"|The Soul Gem closes in on Earth, turns into an enormous Grief Seed and hatches into a great Witch above it.
|いよいよ地球に接近したところで、巨大ソウルジエムはグリーフシードへと変わり、そこから地球より巨大な魔女を孵化させる。
|いよいよ地球に接近したところで、巨大ソウルジエムはグリーフシードへと変わり、そこから地球より巨大な魔女を孵化させる。
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|'''Homura''':||A-Ah...
|ほむら「ぁ、あ...」
|ほむら「ぁ、あ...」
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| colspan="2"|Homura covers her eyes, but Madoka gently whispers in her ears.
|目を覆うほむら。だがその耳元に、まどかの声が優しく囁きかける。
|目を覆うほむら。だがその耳元に、まどかの声が優しく囁きかける。
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|'''Madoka''':||(Voice Over)  Don't worry.  It's okay.
|まどかoff「ううん。大丈夫」
|まどかoff「ううん。大丈夫」
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| colspan="2"|Homura looks up, startled.  A dazzling, white light appears in space.
|はっとして顔を上げるほむら。すると宇宙の彼方に眩い光が現れる。
|はっとして顔を上げるほむら。すると宇宙の彼方に眩い光が現れる。
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|'''Madoka''':||(Voice Over)  My wish was to erase all Witches.  If that really comes true——
|まどかoff「わたしの願いは、すべての魔女を消し去ること。本当にそれが叶ったんだとしたらーー」
|まどかoff「わたしの願いは、すべての魔女を消し去ること。本当にそれが叶ったんだとしたらーー」
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| colspan="2"|The light chases after the great Universe Witch.  To fight across all time and space, Madoka has evolved into her ultimate magical girl form.
|巨大宇宙魔女を追って迫り来る光。無限の時空を転戦して超進化を遂げた、魔法少女まどか究極形態。
|巨大宇宙魔女を追って迫り来る光。無限の時空を転戦して超進化を遂げた、魔法少女まどか究極形態。
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|'''Madoka''':||(Voice Over) Then even I will have no reason to despair!
|まどかoff「わたしだって、もう絶望する必要なんてない」
|まどかoff「わたしだって、もう絶望する必要なんてない」
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| colspan="2"|Hyper-Ultimate Madoka fires a purification beam towards the Universe Witch that's swallowing Earth whole.  Hit by tremendous power, the Universe Witch fades away with a world-shattering scream.
|ハイパーアルテイメットまどか、地球を丸呑みしようとしていた宇宙魔女に向けて浄化ピーム発射。その凄まじいパワーによって、魔女は宇宙を震憾させる絶叫とともに消滅していく。
|ハイパーアルティメットまどか、地球を丸呑みしようとしていた宇宙魔女に向けて浄化ビーム発射。その凄まじいパワーによって、魔女は宇宙を震憾させる絶叫とともに消滅していく。
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| colspan="2"|The dazzling light engulfs the Witch and continues to grow, enveloping Homura's field of view.
|魔女を呑み込む眩い光は、そのまま拡がってほむらの視界を緩い尽くす。
|魔女を呑み込む眩い光は、そのまま拡がってほむらの視界を緩い尽くす。
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|'''Homura''':||——!?
|ほむら「ーーツ!?」
|ほむら「ーーツ!?」
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Line 353: Line 353:
! width="50%" |虚無の光
! width="50%" |虚無の光
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| colspan="2"|Pure white space without direction or depth.
|上下も方角も奥行きもない、ただ真っ白い空間。
|上下も方角も奥行きもない、ただ真っ白い空間。
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|'''Kyubey''':||(Voice Over)  Madoka, your life—— no longer has a beginning or an end. 
|キユウベえoff「まどか。これで君の人生はーー始まりも終わりもなくなった」
|キユウベえoff「まどか。これで君の人生はーー始まりも終わりもなくなった」
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| colspan="2"|Hearing Kyubey's calling, Madoka opens her eyes.  All knowing, all seeing, and at peace.
|呼びかけるキユウベえの声に、目を開けるまどか。全てをやり遂げ、達観した静かな面持ち。
|呼びかけるキユウベえの声に、目を開けるまどか。全てをやり遂げ、達観した静かな面持ち。
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|'''Kyubey''':||(Voice Over)  Not a single trace or memory of your life on Earth will remain here.  Your existence has shifted onto a higher plane, and you remain only as a concept.  No one can perceive you, and likewise, you cannot interact with anyone else.  You... are no longer part of this universe.
|キユウベえoff「この世界に生きた証も、その記憶も、もう何処にも残されていない。君という存在は一つ上の領域にシフトして、ただの概念に成リ果ててしまった。もう誰も君を認識できないし、君もまた誰にも干渉できない。君は...この宇宙の一員ではなくなった」
|キユウベえoff「この世界に生きた証も、その記憶も、もう何処にも残されていない。君という存在は一つ上の領域にシフトして、ただの概念に成リ果ててしまった。もう誰も君を認識できないし、君もまた誰にも干渉できない。君は...この宇宙の一員ではなくなった」
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|'''Homura''':||What's that supposed to mean..?
|ほむら「何よ、それ...」
|ほむら「何よ、それ...」
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| colspan="2"|The sense of emptiness blindsides Homura.
|一方で、虚無の中に働突の想いを放つほむら。
|一方で、虚無の中に働突の想いを放つほむら。
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|'''Homura''':||What's that suppose to mean?  Are you trying to say this is the ending Madoka wished for?  You think this a fair reward for everything she's done!  You can't be serious!  This is worse than dying, so much worse...
|ほむら「これがまどかの望んだ結末だっていうの? こんな終わり方であの子は酬われるの?冗談じゃないわ!これじゃ死ぬよりももっと酷いじゃない!」
|ほむら「これがまどかの望んだ結末だっていうの? こんな終わり方であの子は酬われるの?冗談じゃないわ!これじゃ死ぬよりももっと酷いじゃない!」
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|'''Madoka''':||No...  You're wrong, Homura-chan.
|まどか「ううん、違う...これで良かったんだよ。ほむらちゃん」
|まどか「ううん、違う...これで良かったんだよ。ほむらちゃん」
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| colspan="2"|Madoka-abstraction snuggles up at the grieving Homura-abstraction.
|嘆くほむらの思念に、まどかの思念が寄り添う。
|嘆くほむらの思念に、まどかの思念が寄り添う。
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|'''Madoka''':||As I am now, I can see everything that ever has or will have happened.  All the universe that could have been, and those that may yet come to be.  Every single one.
|まどか「今のわたしにはね、過去と未来のすべてが見えるの。かつであったかもしれない宇宙も、いつか有り得るかもしれない宇宙も、みんな」
|まどか「今のわたしにはね、過去と未来のすべてが見えるの。かつであったかもしれない宇宙も、いつか有り得るかもしれない宇宙も、みんな」
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|'''Homura''':||Madoka...
|ほむら「まどか...」
|ほむら「まどか...」
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|'''Madoka''':||That's why I know.  I know just how hard you tried to help me across all those timelines.  I know it all. 
|まどか「だからね、ぜんぶ分かったよ。幾つもの時間で、ほむらちゃんがわたしのために頑張ってくれたこと、何もかも」
|まどか「だからね、ぜんぶ分かったよ。幾つもの時間で、ほむらちゃんがわたしのために頑張ってくれたこと、何もかも」
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| colspan="2"|Homura and Madoka reminiscence together all the battles they fought together in the past timelines.
|ほむらはまどかと共に、自らが経験してきた円環時間の中の戦いの数々を回想する。
|ほむらはまどかと共に、自らが経験してきた円環時間の中の戦いの数々を回想する。
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| colspan="2"|([[The_Beginning_Story:_Episode_10#Hallway|Episode 10, Part A, P.132]].  The scene where Madoka escorting Homura in the hallway on her first day of school)
|(十話【Aパ1トP.132】、ほむら初登校でまどかに廊下に連れ出されたシーン)
|(十話【Aパ1トP.132】、ほむら初登校でまどかに廊下に連れ出されたシーン)
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| colspan="2"|([[The_Beginning_Story:_Episode_10#Mami_Room|Episode 10, Part A, P.134]].  The scene of Mami, Madoka, and Homura having a tea party after defeating the initial Witch)
|(十話【AパートP.134】、魔女初退治の後、マミ、まどか、ほむらでお茶を欽むシーン)
|(十話【AパートP.134】、魔女初退治の後、マミ、まどか、ほむらでお茶を欽むシーン)
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| colspan="2"|([[The_Beginning_Story:_Episode_10#A_City_Ablaze|Episode 10, Part A, P.135]].  The scene during the initial Walpurgisnacht fight, as Madoka refuses Homura's attempt to restrain her)
|(十話【AパートP.135】、初めてのワルプルギス戦で、ほむらの制止を振り切って戦いに臨むまどかのシーン)
|(十話【AパートP.135】、初めてのワルプルギス戦で、ほむらの制止を振り切って戦いに臨むまどかのシーン)
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| colspan="2"|([[The_Beginning_Story:_Episode_10#Witch_Barrier_2|Episode 10, Part B, P.140]].  The scene where Madoka kills Mami during the confusion and Homura tries her best to counsel her)
|(十話【BパートP.140】、錯乱したマミをまどかが殺し、それをほむらが慰めるシーン)
|(十話【BパートP.140】、錯乱したマミをまどかが殺し、それをほむらが慰めるシーン)
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|'''Madoka''':||... I saw the countless tears you shed, and the countless wounds you bore, and yet you kept going, all for my sake...  I'm sorry I never knew until now.  I really am.
|まどか「...何度も泣いて、傷だらけになりながら、それでもわたしのためだけに...ずっと気付いてあげられなくて、ごめんね」
|まどか「...何度も泣いて、傷だらけになりながら、それでもわたしのためだけに...ずっと気付いてあげられなくて、ごめんね」
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|'''Homura''':||...
|ほむら「...ツ」
|ほむら「...ツ」
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| colspan="2"|
| colspan="2"|To have her feelings came through at last, Homura is overjoyed, choking on tears.
|ついに想いが通じたことで、喜びのあまり、涙に喉を詰まらせるほむら。
|ついに想いが通じたことで、喜びのあまり、涙に喉を詰まらせるほむら。
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|'''Madoka''':||It wasn't until I became this way that I could truly know who you were.  I found out that I had such a great friend by my side this whole time...  I'm so glad I know now.  <u>I have no regrets.</u>  Homura-chan, thank you.  You were my very best friend...
|まどか「今のわたしになったから、本当のあなたを知ることができた。わたしには、こんなにも大切な友達がいてくれたんだって。...だから、嬉しいよ。後悔なんてない。ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の友達だったんだね...」
|まどか「今のわたしになったから、本当のあなたを知ることができた。わたしには、こんなにも大切な友達がいてくれたんだって。...だから、嬉しいよ。後悔なんてない。ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の友達だったんだね...」
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|'''Homura''':||...But now you can't go back home... and you'll be separated from everyone you cared about! ... Will you really be trapped here all alone, for all eternity?
|ほむら「...だからって、あなたは、このまま...帰る場所もなくなって、大好きな人たちとも離ればなれになって...こんな場所で、独りぼっちで、永遠に取り残されるっていうの?」
|ほむら「...だからって、あなたは、このまま...帰る場所もなくなって、大好きな人たちとも離ればなれになって...こんな場所で、独りぼっちで、永遠に取り残されるっていうの?」
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|'''Madoka''':||I'm not alone.  Everyone, everyone will always be with me.
|まどか「独りじゃないよ。みんな、みんないつまでもわたしと一緒だよ」
|まどか「独りじゃないよ。みんな、みんないつまでもわたしと一緒だよ」
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| colspan="2"|Madoka smiles gently.
|穏やかに微笑むまどか。
|穏やかに微笑むまどか。
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|'''Madoka''':||Because from now on, I'll be everywhere, throughout all time and space.  So even if you can't see or hear me, I'll be right there by your side.
|まどか「これからのわたしはね、いつだって、どこにでもいるの。だから見えなくても、聞こえなくても、わたしはほむらちゃんの側にいるよ」
|まどか「これからのわたしはね、いつだって、どこにでもいるの。だから見えなくても、聞こえなくても、わたしはほむらちゃんの側にいるよ」
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|'''Madoka''':||Are you really alright with that... Madoka?
|ほむら「まどかは...それでいいの?」
|ほむら「まどかは...それでいいの?」
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Homura tries to persuade her once more, unwilling to give up.
|諭されても、だがほむらは諦めきれない。
|諭されても、だがほむらは諦めきれない。
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|'''Homura''':||Even though I'll forget you?  Even though I won't even know you're there?
|ほむら「私はあなたを忘れちゃうのに?まどかのこと、もう二度と、感じ取ることさえできなくなっちゃうのに?」
|ほむら「私はあなたを忘れちゃうのに?まどかのこと、もう二度と、感じ取ることさえできなくなっちゃうのに?」
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|'''Madoka''':||Hold on.  It's too early to give up.
|まどか「つうん、諦めるのは、まだ早いよ」
|まどか「つうん、諦めるのは、まだ早いよ」
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| colspan="2"|Madoka shakes her head in encouragement.
|励ますように、かぶりを振るまどか。
|励ますように、かぶりを振るまどか。
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|'''Madoka''':||You followed me all the way out here, after all.  You just might be able to remember me. 
|まどか「ほむらちゃんは、こんな場所までついてきてくれたんだもの。だから元の世界に戻っても、もしかしたら、わたしのこと忘れずにいてくれるかも」
|まどか「ほむらちゃんは、こんな場所までついてきてくれたんだもの。だから元の世界に戻っても、もしかしたら、わたしのこと忘れずにいてくれるかも」
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| colspan="2"|
| colspan="2"|Madoka unties the ribbons that has tied her hairs up and hands them to Homura.
|まどかは自分の髪を結わえていたリボンを解き、ほむらの手に握らせる。
|まどかは自分の髪を結わえていたリボンを解き、ほむらの手に握らせる。
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|'''Madoka''':||It'll be all right.  I just know it will.  We just have to believe.
|まどか「大丈夫。きっと大丈夫。信じようよ」
|まどか「大丈夫。きっと大丈夫。信じようよ」
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|'''Homura''':||Madoka...
|ほむら「まどか...」
|ほむら「まどか...」
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|'''Madoka''':||After all, magical girls make hopes and dreams come true!  I'm sure if it's small enough, a miracle just might happen.  ...Don't you think?
|まどか「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから。きっとほんの少しなら、本当の奇跡があるかもしれない。...そうでしょう?」
|まどか「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから。きっとほんの少しなら、本当の奇跡があるかもしれない。...そうでしょう?」
ほむらの側を離れていくまどか。そのまま存在は希薄になり、拡散していく。
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| colspan="2"|Madoka seperates from Homura.  Her existence thins out, diffusing in all directions.
|ほむらの側を離れていくまどか。そのまま存在は希薄になり、拡散していく。
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| colspan="2"|Homura, clenching Madoka's ribbons tightly in one hand, reaches out with the other, crying.
|ほむら、まどかに渡されたリボンを握りしめ、泣きながらもう一方の手を差し伸べる。
|ほむら、まどかに渡されたリボンを握りしめ、泣きながらもう一方の手を差し伸べる。
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|'''Homura''':||Madoka, don't go!
|ほむら「まどかッ、行かないでッ!」
|ほむら「まどかッ、行かないでッ!」
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|'''Madoka''':||I'm sorry... I have to go guide everyone else.  I'll be able to see you again someday...  So I'll just say goodbye to you until then, okay? ...
|まどか「ごめんね...わたし、みんなを迎えに行かないと。いつかまたもう一度、ほむらちゃんとも逢えるから。それまでは...ほんのちょっとだけ、お別れだね...」
|まどか「ごめんね...わたし、みんなを迎えに行かないと。いつかまたもう一度、ほむらちゃんとも逢えるから。それまでは...ほんのちょっとだけ、お別れだね...」
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|'''Homura''':||Madokaaa!
|ほむら「まどかああツ!」
|ほむら「まどかああツ!」
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| colspan="2"|Madoka disappears.  Homura returns to reality.
|消えていくまどか。現実空間へと引き戻一されていくほむら。
|消えていくまどか。現実空間へと引き戻一されていくほむら。
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Revision as of 15:07, 22 February 2013

Part A

Residential Street Ruins

Residential Street in Ruins 住宅街廃墟
Continuation of previous episode. Madoka looks towards the Walpurgisnacht with determination with Kyubey beside her. Next to them, Homura's feet is wedged in the rubble, unable to budge. 前話より続き。決意の眼差しでワルプルギスの夜を見据えるまどかと、その隣に控えるキユウベえ。さらにその傍らには、瓦礫に足を挟まれ動けないほむら。
Madoka: Homur-chan... I'm sorry. I'm going to become a magical girl. まどか「ほむらちゃん...ごめんね。わたし、魔法少女になる」
Homura: Madoka, you can't... ほむら「まどか、そんな...」
In contrast to the panic shown by Homura, Madoka's face shows unwavering determation. 狼狽えるほむらとは裏腹に、まどかの表情には一切の迷いがない。
Madoka: I finally know what I want. I've found the wish I truly want granted. So I'll use my life for that wish. まどか「わたし、やっと分かったの。叶えたい願い事を見つけたの。だからそのために、この命を使うね」
Homura: Don't! ほむら「やめて!」
Unable to hold back, in tears, Homura cries out. 思わず涙を散らして叫ぶほむら。
Homura: Because then, what have I... What have I been fighting for..? ほむら「それじゃあ、私は...私は何のために...」
Madoka: I'm sorry. (I'm so sorry.) まどか「本当に、ごめんね」
Madoka calmly explains as Homura despairs. 悲嘆するほむらを、まどかは穏やかに諭す。
Madoka: But I believe it's because you've protected me for so long and placed so much hope on me that I'm the person I am now. I really am sorry. This is the answer I've found. Please believe in me. I promise that what you've done for me will not be in vain. まどか「これまでずっと、ずっとずっとほむらちゃんに守られて、望まれてきたから、いまのわたしが在るんだと思う。そんなわたしが、やっと見つけ出した答えなの。信じて。絶対に、今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから」
Homura: (Madoka...)
Madoka prepares herself, then steps before the Incubator. 覚悟を決めたまどかの前に、満を持して進み出るインキュベーター。
Kyubey: Now that you're the central point of karmic destiny from many different timelines, no matter how enormous the wish, you will most likely be able to realize it. キユウベえ「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君ならば、どんな途方もない望みであろうと叶えられるだろう」
Madoka: ... You're telling the truth, right? まどか「...本当だね?」
Kyubey: Now, Kaname Madoka. What is the wish you will pay for with your soul? キユウベえ「さあ、鹿目まどか。その魂を対価にして、おは何を希う?」
Madoka: I... まどか「わたし...」
Madoka takes a deep breath and declares with a booming voice. やや間をおいて深呼吸してから、まどかは高らかに宣言する。
Madoka: I want to erase all Witches before they are even born. I will erase every single Witch in every universe, past andn future with my own hands. まどか「すべての魔女を、産まれる前に消し去りたい。すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女を、この手で」
Light gathers at Madoka's bosom, the radiance of a Soul Gem being born. まどかの胸元に光が集まる。契約によるソウルジエム誕生の輝き。
Kyubey: If that wish—— キユウベえ「その祈りはーー」
Kyubey watch the light with dismay. だがその光を前にして、むしろ狼狽えるキユウベえ。
Kyubey: If that wish were to come true, it wouldn't just be on the scale of temporal manipulation. You'd be opposing karmic destiny, the very laws of causaulity themsleves... Do you truly intend to become a god? キユウベえ「そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない。因果律そのものに対する叛逆だ!君は...神にでもなるつもりなのか?」
Madoka: I don't care what you call it. まどか「神様でも、何でもいい」
While gently caressing the light radiating from her bosom, Madoka closes her eyes and continues declaring her wish in earnest. 胸元の光にそっと手を添えながら、まどかは目を閉じて一途に願い続ける。
Madoka: All those magical girls who held onto their hopes and fought against Witches—— I don't want to see them cry. I want them to stay smiling until the end. I f any rule or law stands in my way... I wish destroy it. I will rewrite it! That is my prayer... That is my wish... まどか「今日まで魔女と戦ってきたみんなをーー希望を信じた魔法少女を、わたしは泣かせたくない。最後まで笑顔でいてほしい。それを邪魔するルールなんて、壊してやる。変えてやる!これがわたしの祈り...わたしの願い...」
Madoka reopens her eyes as she roars. そして目を見開き、まどかはキユウベえに一喝する。
Madoka: Now grant it, Incubator! まどか「さあ、叶えてよ。インキュベーター!」
The light expands, engulfing everything in blinding whiteness. 光は拡がり、視界を真っ白に覆い尽くす。

Mami Room (Hallucination)

Mami Room (Hallucination) マミの部屋(幻覚)
Madoka sits formally at the low dining table. ローテーブルに向かってちょこんと正座しているまどか。
A slice of Mami's homemade chiffon cake sits in front of her. 目の前にはマミ手製のシフォンケーキ。
Mami serves her tea with a gentle smile. マミが穏やかな笑みを浮かべつつ、紅茶を配膳してくれる。
Mami: Kaname-san, do you truly understand how daunting that wish is? マミ「鹿目さん、それがどんなに恐ろしい願いか分かっているの?」
Madoka: ... I think so. まどか「...たぶん」
Mami: It means you must fight without pause throughout all timelines, past and future, for all eternity. マミ「未来と、過去と、すべての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ」
Mami continues her lecture gently and calmly. あくまで穏やかに諭すように、マミは先を続ける。
Mami: It means you'll cease as an individually. Death would be a kinder fate. You'll be firmly implanted in this universe as a concept - a principal that destroys Witches. マミ「そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる。死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぽす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ」
Madoka: That's fine. That's what I intend to do. まどか「いいんです。そのつもりです」
Madoka replies undaunted. 怯むことなく返答するまどか。
Madoka: If someone says it's wrong to have hope. I will tell them they're wrong every single time... I know my determination will never waver. まどか「希望を懐くのが間違いだなんて言われたら、わたし、そんなのは違うって...何度でも、そう言い返せます。きっといつまでも言い張れます」
Kyouko: It's fine, then, isn't it? If you think you can do it, you've just gotta do it! 杏子「いいんじゃねえの? やれるもんなら、やってみなよ」
Kyouko spontaneously appears next to her, wolfing down a slice of cake and some tea. いつの間にか隣には、ふるまわれた紅茶とケーキをがっつがっつと豪快に食べている杏子がいる。
Kyouko: I mean, you've found your reason to fight, haven't you? You've decided yourself not to run away, right? That's all there is to it! All that's left is to run full steam ahead! 杏子「戦う理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ?なら仕方ないじゃん。あとはもう、とことん突っ走るしかねーんだからさ」
Madoka: Yeah... Thanks, Kyouko-chan. まどか「うん...ありがと、杏子ちゃん」
Mami: ... I guess that means you'll be needing this again. Here you go. マミ「...じゃあ、預かっていたもの、返さないとね」
Mami holdds out a notebook, the same one where Madoka once doodled her magical girl costume designs on. マミはまどかに、かつてまどかが綴った変身構想ノートを差し出す。
Madoka: Ehehe... まどか「あはは...」
Madoka takes it, slightly bashful. やや照れくさそうに、それを受け取るまどか。
Mami: You're not just making people's hopes come true. ——You're becoming hope itself. The hope of us all. マミ「あなたは、希望を叶えるんじゃない。ーーあなた自身が、希望になるのよ。私たち全ての希望に」
The room scene fades out as Mami says those words. マミの言葉とともに、部屋の光景はフェードアウトに呑み込まれていく。

Residential Street Ruins

Residential Street Ruins 住宅街廃墟
Madoka shines intensely. She has transformed into her magical girl costume. 猛烈な輝きを放ち続けるまどか。その姿は魔法少女スタイルへと変わっている。
Homura: ...! ほむら「...ッ!」
Homura and Kyubey try to block out blinding light. あまりの眩さに目を庇うほむらとキユウべえ。
Walpurgisnacht: Guaaaa...!? ワルプルギス「グアアアア...ツ!?」
Even the Walpurgisnacht has noticed the shine behind it. It turns around and shouts a screeching battle cry. ワルプルギスの夜もまた背後の輝きに気付き、振り同いて戦きの唸リ声を上げる。
Madoka, transformed, aims her bow towards the sky. With the arrow she releases a vast magical power, dividing infinitesimally, flying in the sky at all directions. 変身したまどかは天空に向けて弓をつがえ、射る。膨大な魔力と共に放たれた矢は無限に分裂し、天空のあらゆる方角へと飛び去っていく。

A City Somewhere - A Back Alley Somewhere

A City Somewhere - A Back Alley Somewhere どこかの街、どこかの裏路地
A magical girl, alone and in pain, runs out of magical power. 傷つき、力尽きようとしている一人の魔法少女。
Bitter tears flow as she cups her blackened Soul Gem. 悔し涙に暮れながら、黒く染まった自分のソウルジエムを握リしめる。
She can only watch in despair as her Soul Gem turns into a Grief Seed, a Witch about to hatch. グリーフシードへと変貌したそこから、魔女が孵化する兆しを、絶望の眼差しで見守る少女。
But Madoka's arrow flies in from the sky, enveloping the girl in light. だがそこに、空の彼方から飛来したまどかの矢が、少女を光で包み込む。
Bathed in light, Madoka holds the girl's hand with a gentle smile. 光の中で、優しく微笑みながら少女の手を包み込むまどか。
The Grief Seed never hatches, but instead fades away into the light. 孵化しかかっていたグリーフシードが、光に浄化され消えていく。
Witnessing this, the magical girl passes away with a face of relief. それを見届けて、安堵に顔を和ませ、力尽きる魔法少女。

All Time, All Parallel Worlds

All Time, All Parallel Worlds あらゆる時間、あらゆる平行世界
As an arrow of light, Madoka flies through time and space, preventing one Grief Seed from hatching after another. 光の矢になって、異なる時空へと次々と飛来し、片っ端からグリーフシードの孵化を阻止していくまどか。
Madoka: I won't let your prayer end in despair. まどか「あなたたちの祈りを、絶望で終わらせたりしない!」
The scene is projected to all Soul Gems throughout the universe. Magical girls of all time see and hear Madoka's calling. その光景は、全宇宙のすべてのソウルジエムに映写される。あらゆる時代の魔法少女がそれを見届け、まどかの呼びかける声を聴く。
Madoka: None of you have to hate anyone, or curse anyone. I'll bear the full, dreadful weight of your karmic destinies. So please, believe in yourselves until the very end. まどか「あなたたちは誰も呪わない。祟らない。因果はすべてわたしが受け止める!だからお願い。最後まで自分を信じて!」
All the girls of the past shown in Episode 11 find relief in her reassurance. Cleopatra, Himiko, and even Joan of Arc caress hope within their chest with renewal determination, as they walk forward courageously to face their fate. 十一話で描かれた過去の魔法少女たちが、みな救済の在処を知る。クレオパトラも、卑弥呼も、ジヤンヌ・ダルクも、新たな希望と決意を胸に、それぞれの運命に立ち向かう勇気を得て立ち上がる。

Residential Street Ruins

Residential Street Ruins 住宅街廃墟
Madoka becomes a mass of light, arrows firing continuously toward the sky, multiplying infinitely towards all of space and time. もはや光の塊となったまどか。空に向けて数限りなく弓を射続け、その矢は無限に増殖して世界中へ、そして時空の彼方へと飛び去っていく。
Madoka takes aim. The Walpurgisnacht roars as it rushes forth. そんなまどか目掛けて、雄叫びとともに突進しょうとするワルプルギスの夜。
Its giant body suddenly begins to collapse in itself, piece-by-piece, emitting dazzling light as it does. The Walpurgis looks down at its body nervously. だがその巨体の端々が、ふいにボロボ口と崩壊し、崩れたそこから眩い光を放ちはじめる。戸惑うように己の身体を見下ろすワルプルギス。
Walpurgisnacht: Gu, ga, gaaaa...!? ワルプルギス「グ、ガ、ガアアア...ッ!?」
Madoka: It's okay... It's okay now. まどか「もういいの...もういいんだよ」
Madoka smiles gently, as light from within the Walpurgis itself begins to consume it. 己の内部に生じた光によって、内側から食い潰されていくワルプルギス。に、優しく微笑みかけるまどか。
Madoka: You don't have to hate anyone anymore. You don't have to curse anyone anymore... I'll go back, before you took that form, and shoulder that burden for you. まどか「もう誰も恨まなくていいの。誰も呪わなくていいんだよ。...そんな姿になる前に、あなたは、わたしが受け止めてあげるから」
Madoka reaches out toward the collapsing Walpurgis. 崩壊していくワルプルギスに、手を差し伸べるまどか。
Light pours out of the giant monster, overflowing, blinding Homura's vision in white. 巨大怪獣が内から放つ光はますますますます拡大しながら溢れ出て、ついには見守るほむらの視野を真っ白に埋め尽くす。
Homura: ...!? ほむら「...ツ!?」

Dark, Empty Void

Dark, Empty Void 虚無の闇
As her vision returns after being blinded by the light, Homura finds herself floating in an endless darkness. 光に目が眩んでいたほむらが、ふと気付くと、無限の闇の中を漂っている。
Homura: Where am I...? ほむら「ここは...」
Kyubey: (Voice Over) The universe is realigning itself in accordance with the new law Madoka has brought forth. キユウベえoff 「まどかがもたらした新しい法則に基づいて、宇宙が再編されているんだよ」
Kyubey's voice arrives out of no where. Speckles of light lit in the darkness, one after another, gradually refilling the empty space of the universe with stares. どこからともなく届くキユウベえの声。闇の中に次々と小さな光点が灯り、いつしかそこは星明かリに満たされた宇宙空間へと変わる。
Kyubey: (Voice Over) ——Oh, that's right. You were also a user of temporal magic. Well, then, let us witness together—— キユウベえoff「ーーそうか、君もまた時間を超える魔法の遣い手だったつけね。じゃあ一緒に見届けょうか。鹿目まどかという存在の結末をーー」
A shooting star appears at a distance and gradually approaches Homura. 遠い彼方に現れた一筋の流れ星が、徐々にほむらの方に迫ってくる。
Kyubey: (Voice Over) What kind of end the existence known as "Kaname Madoka" will meet. That is the Soul Gem her prayer created. キユウべえoff「あれが、彼女の祈りがもたらしたソウルジエムだ」
The shooting star is in fact a gigantic Soul Gem. Already stained by a curse, it gradually darkens. 流れ星は、途方もなく巨大なソウルジエム。既に呪いの色に染まり、じわじわと黒く染まっていく。
Homura: That much... ほむら「そんな...」
The giant Soul Gem passes before Homura, a sight to behold. ほむらの目の前を通過していく巨大ソウルジエム、そのあまりの大きさに息を呑むほむら。
Kyubey: (Voice Over) Can you even begin to grasp the amount of despair Madoka must bear as the price for her immense wish? キユウベえoff「その壮大すぎる祈りを叶えた対価に、まどかが背負うことになる呪いの量が分かるかい?」
The Soul Gem flies towards a sparkling blue star, Earth. ソウルジェムが流れていく彼方には、青く輝く星、地球。
Kyubey: (Voice Over) She was able to bring forth enough hope to give birth to an entire universe. But that much hope also brings with it enough despair to end a universe. It's only natural. キユウベえoff「ひとつの宇宙を作り出すに等しい希望が、遂げられた。それは即ち、ひとつの宇宙を終わらせるほどの絶望をもたらすことを意味する。当然だよね」
The Soul Gem closes in on Earth, turns into an enormous Grief Seed and hatches into a great Witch above it. いよいよ地球に接近したところで、巨大ソウルジエムはグリーフシードへと変わり、そこから地球より巨大な魔女を孵化させる。
Homura: A-Ah... ほむら「ぁ、あ...」
Homura covers her eyes, but Madoka gently whispers in her ears. 目を覆うほむら。だがその耳元に、まどかの声が優しく囁きかける。
Madoka: (Voice Over) Don't worry. It's okay. まどかoff「ううん。大丈夫」
Homura looks up, startled. A dazzling, white light appears in space. はっとして顔を上げるほむら。すると宇宙の彼方に眩い光が現れる。
Madoka: (Voice Over) My wish was to erase all Witches. If that really comes true—— まどかoff「わたしの願いは、すべての魔女を消し去ること。本当にそれが叶ったんだとしたらーー」
The light chases after the great Universe Witch. To fight across all time and space, Madoka has evolved into her ultimate magical girl form. 巨大宇宙魔女を追って迫り来る光。無限の時空を転戦して超進化を遂げた、魔法少女まどか究極形態。
Madoka: (Voice Over) Then even I will have no reason to despair! まどかoff「わたしだって、もう絶望する必要なんてない」
Hyper-Ultimate Madoka fires a purification beam towards the Universe Witch that's swallowing Earth whole. Hit by tremendous power, the Universe Witch fades away with a world-shattering scream. ハイパーアルティメットまどか、地球を丸呑みしようとしていた宇宙魔女に向けて浄化ビーム発射。その凄まじいパワーによって、魔女は宇宙を震憾させる絶叫とともに消滅していく。
The dazzling light engulfs the Witch and continues to grow, enveloping Homura's field of view. 魔女を呑み込む眩い光は、そのまま拡がってほむらの視界を緩い尽くす。
Homura: ——!? ほむら「ーーツ!?」

Light of the Void

Light of the Void 虚無の光
Pure white space without direction or depth. 上下も方角も奥行きもない、ただ真っ白い空間。
Kyubey: (Voice Over) Madoka, your life—— no longer has a beginning or an end. キユウベえoff「まどか。これで君の人生はーー始まりも終わりもなくなった」
Hearing Kyubey's calling, Madoka opens her eyes. All knowing, all seeing, and at peace. 呼びかけるキユウベえの声に、目を開けるまどか。全てをやり遂げ、達観した静かな面持ち。
Kyubey: (Voice Over) Not a single trace or memory of your life on Earth will remain here. Your existence has shifted onto a higher plane, and you remain only as a concept. No one can perceive you, and likewise, you cannot interact with anyone else. You... are no longer part of this universe. キユウベえoff「この世界に生きた証も、その記憶も、もう何処にも残されていない。君という存在は一つ上の領域にシフトして、ただの概念に成リ果ててしまった。もう誰も君を認識できないし、君もまた誰にも干渉できない。君は...この宇宙の一員ではなくなった」
Homura: What's that supposed to mean..? ほむら「何よ、それ...」
The sense of emptiness blindsides Homura. 一方で、虚無の中に働突の想いを放つほむら。
Homura: What's that suppose to mean? Are you trying to say this is the ending Madoka wished for? You think this a fair reward for everything she's done! You can't be serious! This is worse than dying, so much worse... ほむら「これがまどかの望んだ結末だっていうの? こんな終わり方であの子は酬われるの?冗談じゃないわ!これじゃ死ぬよりももっと酷いじゃない!」
Madoka: No... You're wrong, Homura-chan. まどか「ううん、違う...これで良かったんだよ。ほむらちゃん」
Madoka-abstraction snuggles up at the grieving Homura-abstraction. 嘆くほむらの思念に、まどかの思念が寄り添う。
Madoka: As I am now, I can see everything that ever has or will have happened. All the universe that could have been, and those that may yet come to be. Every single one. まどか「今のわたしにはね、過去と未来のすべてが見えるの。かつであったかもしれない宇宙も、いつか有り得るかもしれない宇宙も、みんな」
Homura: Madoka... ほむら「まどか...」
Madoka: That's why I know. I know just how hard you tried to help me across all those timelines. I know it all. まどか「だからね、ぜんぶ分かったよ。幾つもの時間で、ほむらちゃんがわたしのために頑張ってくれたこと、何もかも」
Homura and Madoka reminiscence together all the battles they fought together in the past timelines. ほむらはまどかと共に、自らが経験してきた円環時間の中の戦いの数々を回想する。
(Episode 10, Part A, P.132. The scene where Madoka escorting Homura in the hallway on her first day of school) (十話【Aパ1トP.132】、ほむら初登校でまどかに廊下に連れ出されたシーン)
(Episode 10, Part A, P.134. The scene of Mami, Madoka, and Homura having a tea party after defeating the initial Witch) (十話【AパートP.134】、魔女初退治の後、マミ、まどか、ほむらでお茶を欽むシーン)
(Episode 10, Part A, P.135. The scene during the initial Walpurgisnacht fight, as Madoka refuses Homura's attempt to restrain her) (十話【AパートP.135】、初めてのワルプルギス戦で、ほむらの制止を振り切って戦いに臨むまどかのシーン)
(Episode 10, Part B, P.140. The scene where Madoka kills Mami during the confusion and Homura tries her best to counsel her) (十話【BパートP.140】、錯乱したマミをまどかが殺し、それをほむらが慰めるシーン)
Madoka: ... I saw the countless tears you shed, and the countless wounds you bore, and yet you kept going, all for my sake... I'm sorry I never knew until now. I really am. まどか「...何度も泣いて、傷だらけになりながら、それでもわたしのためだけに...ずっと気付いてあげられなくて、ごめんね」
Homura: ... ほむら「...ツ」
To have her feelings came through at last, Homura is overjoyed, choking on tears. ついに想いが通じたことで、喜びのあまり、涙に喉を詰まらせるほむら。
Madoka: It wasn't until I became this way that I could truly know who you were. I found out that I had such a great friend by my side this whole time... I'm so glad I know now. I have no regrets. Homura-chan, thank you. You were my very best friend... まどか「今のわたしになったから、本当のあなたを知ることができた。わたしには、こんなにも大切な友達がいてくれたんだって。...だから、嬉しいよ。後悔なんてない。ほむらちゃん、ありがとう。あなたはわたしの、最高の友達だったんだね...」
Homura: ...But now you can't go back home... and you'll be separated from everyone you cared about! ... Will you really be trapped here all alone, for all eternity? ほむら「...だからって、あなたは、このまま...帰る場所もなくなって、大好きな人たちとも離ればなれになって...こんな場所で、独りぼっちで、永遠に取り残されるっていうの?」
Madoka: I'm not alone. Everyone, everyone will always be with me. まどか「独りじゃないよ。みんな、みんないつまでもわたしと一緒だよ」
Madoka smiles gently. 穏やかに微笑むまどか。
Madoka: Because from now on, I'll be everywhere, throughout all time and space. So even if you can't see or hear me, I'll be right there by your side. まどか「これからのわたしはね、いつだって、どこにでもいるの。だから見えなくても、聞こえなくても、わたしはほむらちゃんの側にいるよ」
Madoka: Are you really alright with that... Madoka? ほむら「まどかは...それでいいの?」
Homura tries to persuade her once more, unwilling to give up. 諭されても、だがほむらは諦めきれない。
Homura: Even though I'll forget you? Even though I won't even know you're there? ほむら「私はあなたを忘れちゃうのに?まどかのこと、もう二度と、感じ取ることさえできなくなっちゃうのに?」
Madoka: Hold on. It's too early to give up. まどか「つうん、諦めるのは、まだ早いよ」
Madoka shakes her head in encouragement. 励ますように、かぶりを振るまどか。
Madoka: You followed me all the way out here, after all. You just might be able to remember me. まどか「ほむらちゃんは、こんな場所までついてきてくれたんだもの。だから元の世界に戻っても、もしかしたら、わたしのこと忘れずにいてくれるかも」
Madoka unties the ribbons that has tied her hairs up and hands them to Homura. まどかは自分の髪を結わえていたリボンを解き、ほむらの手に握らせる。
Madoka: It'll be all right. I just know it will. We just have to believe. まどか「大丈夫。きっと大丈夫。信じようよ」
Homura: Madoka... ほむら「まどか...」
Madoka: After all, magical girls make hopes and dreams come true! I'm sure if it's small enough, a miracle just might happen. ...Don't you think? まどか「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから。きっとほんの少しなら、本当の奇跡があるかもしれない。...そうでしょう?」
Madoka seperates from Homura. Her existence thins out, diffusing in all directions. ほむらの側を離れていくまどか。そのまま存在は希薄になり、拡散していく。
Homura, clenching Madoka's ribbons tightly in one hand, reaches out with the other, crying. ほむら、まどかに渡されたリボンを握りしめ、泣きながらもう一方の手を差し伸べる。
Homura: Madoka, don't go! ほむら「まどかッ、行かないでッ!」
Madoka: I'm sorry... I have to go guide everyone else. I'll be able to see you again someday... So I'll just say goodbye to you until then, okay? ... まどか「ごめんね...わたし、みんなを迎えに行かないと。いつかまたもう一度、ほむらちゃんとも逢えるから。それまでは...ほんのちょっとだけ、お別れだね...」
Homura: Madokaaa! ほむら「まどかああツ!」
Madoka disappears. Homura returns to reality. 消えていくまどか。現実空間へと引き戻一されていくほむら。

Part B

Music School - Hall

Music School - Hall 音楽学校のホール
バイオリンを手に、舞台の上に一人で歩み出る恭介。胸には試験番号を示すバッジ。
がらんどうの客席では、真ん中の席に4人だけ、審査員の教師が無表情に座っている。緊張に生唾を呑む恭介。
恭介「25番、上条恭介です。課題曲は...アヴェ・マリア」
恭介は一旦目を閉じ、精神を集中させてから、引き締まった表情で演奏を始める。
その様子を、審査員たちよりずっと後方の席で、並んで腰掛けて聴いているまどかとさやか。
さやか「なんか、手間かけさせちゃったね...」
まどか「ううん。こっちこそごめん。こういう結果しか用意できなくて」
舞台上の恭介も、審査員たちも、まどかとさやかの存在には気付かない。
まどか「さやかちゃんを救うには、何もかも無かったことにするしかなくて、だったらこの未来も消えてなくなっちゃうの。でもそれは、たぶん、さやかちゃんが望む形じゃないんだろうなって」
審査員の一人が、隣の一人に耳打ちで話しかけようとするが、相手の審査員はそれを手で制し、真剣な面持ちで恭介の演奏に聴き入る。
まどか「さやかちゃんが祈ったことも、そのために頑振って戦ったことも、とても大切なーー絶対に無意味じゃなかったと思うの。だから...」
さやか「うん。これでいいよ」
満足の面持ちで、恭介のアヴェ・マリアに聴き入るさやか。
さやか「そうだよ。あたしはただ、もう一度、あいつの演奏が聴きたかっただけなんだ。あのバイオリンを、もっともっと、大勢の人に聴いて欲しかった...それを思い出せただけで、充分だよ。もう何の後悔もない」
微笑みながら、さやかは舞台の袖に目を巡る。物陰に控えながら、心配そうに恭介の演奏を見守る仁美の姿が。
さやか「まあそりゃ、ちょっぴり悔しいけどさ。仁美じゃあ仕方ないや。恭介には勿体ないくらい良い子だし。幸せになってくれるよね」
まどか、頷いて、そっとさやかの肩に手を置く。
まどか「ーーじゃあ、行こうか」
さやか「つん」
そのまま席から消滅する二人の姿。
恭介は目を閉じ、忘我の境地で演奏のクライマックスを弾き終える。
演奏終了ーーと同時に沸き上がる満場の拍手喝采。
はっとして目を聞ける恭介。
場所は試験会場でなく満員のコンサートホールに変わり、恭介もまた青年の安で、燕尾服に身を包み舞台の上に立っている。
拍手に沸き上がる客席の中から、さやかの視線を確かに感じ取った青年恭介。途方に暮れて見回すものの、当然、その姿はない。
恭介(青年)「...さやか...?」

Midnight - Train Station

Midnight - Train Station 真夜中の駅
意識を取り戻すほむら。
場面は十話【BパートP.139】の、魔女さやか撃退直後に酷似している。傍らには、戦いを終えて疲弊したマミと杏子がいる。
杏子「さやかは? おい、さやかはどうした!?」
マミ「逝ってしまったわ。円環の理に導かれて」
血相を変えて問う杏子に、悲しげに答えるマミ。
マミ「美樹さん...さつきのあの一撃に、すべての力を使ってしまったのね」
脱力し、膝をついて鳴咽する杏子。
杏子「バカヤロウ...惚れた男のためだからって、自分が消えちまってどうするんだよ! バカ...やっと友達になれたのに...」
マミ「それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れたときから、分かっていた筈でしょう? 希望を求めた因果が、この世に呪いをもたらす前に、私たちはああやって消え去るしかないのよ...」
ほむら「...」
呆然と、手の中のリボンを見つめるほむら。今も胸に残るまどかへの想い。
ほむら「...まどか...ツ」
リボンを胸に押し付け、声を殺して泣くほむら。
杏子「...?」
マミ「...暁美さん?」
そんな彼女の呟きに、杏子とマミが怪訝そうな目を向ける。
マミ「...まどかつて、...誰?」

Dry Riverbed Ground

Dry Riverbed Ground 河川敷のグラウンド
休日。人々が漫ろ歩いて和むグラウンドの一角。
タツヤが地面にしゃがみ込み、一心不乱に落書きをしている。
拙いながらも、魔法少女まどかの特徴を捉えた似姿。
そこを通りがかった少女が、足を止め、しゃがみ込んでタツヤの絵に見入る。
私服姿のほむらである。長い黒髪は、まどかの遺品のリボンで留めている。
書き上げた落書きを、ほむらに向けて自慢するタツャ。
タツヤ「まどかっ、まどかっ」
ほむら「つん。そうだね。そっくりだよ」
タツヤ「...あう?」
タツヤ、不思議そうな顔をして、ほむらの髪のリボンに手を伸ばす。その手が触れる寸前に、慌てて割り込んできた知久がタツヤの手を引っ張る。詢子も一緒。
知久「こおら、駄目じゃないかタツャ。女の人の髪を引っ張るの、駄目!」
タツヤ「まどかっ、まどかあ」
知久「すいませんねえ。大丈夫でしたか?」
ほむら「いいえ。こちらこそ、お邪魔しちゃって」
ほむら、タツヤに向かってにっこりと笑いかける。
ほむら「まどか、だね」
タツヤ「うんツ」
詢子「...」
そんな二人を、小首を傾げて見守る詢子。
× x x
土手に並んで腰を下ろしているほむらと詢子。二人で、グラウンドで戯れている知久とタツヤを見守っている。
詢子「まあその...あの子が一人遊びするときの、見えないお友達ってやっ? 子供の頃には、よくあることなんだけどね」
ほむら「ええ、私にも覚えがあります」
詢子「まどか、ってさ、あなたも知ってるの? アニメか何かのキヤラとか?」
ほむら「さあ、どうだつたか。聞き覚えがあるような、ないような」
詢子「そうかあ。あたしもどっかでタツヤと一緒に見たのかなあ...う~ん、たまにね、すっごく懐かしい響きだな、って思うことがあるんだよね。まどか」
ほむら「そうですか」
寂しげに笑うほむらの横顔に、しげしげと見入る詢子。
詢子「...そのリボン、すっごく可愛いねえ~。あたしの好みにド直球だわ。ちょっとびっくりしたくらい」
ほむら「あげましょうか?」
詢子「あはは、こんなオバサンには似合わないって。まあ娘とかいたら、つけさせたかもしれないねえ」
ほむら「...」
胸の内の寂寥を押し隠し、にっこりと笑い返すほむら。

Night - City Center

Night - City Center 夜の市街地
摩天楼の屋上に腰掛けている魔法少女スタイルのほむら。
髪型に加えて、武装も盾から弓に変わっている。(時間静止能力はなし)
ソウルジエムの浄化作業中。以前のような大型のグリーフシードではなく、小粒の石を幾つも消費して、少しずつソウルジエムの穢れを吸い取っている。
小粒グリーフシードは使い終わるたびに傍らに放り投げ、それをキユウべえが逐一、咥ぇ取って嚥下している。
キユウベえ「ーー成る枚ね。たしかに君の話は、ひとつの仮説としては成り立つね」
ほむら「仮説じゃなくて、本当だってば」
キユウべえ「だとしても、証明しょうがないよ。君が言うように、宇宙のルールが書き替えられてしまったのだとすれば、今の僕らにそれを確かめる手段なんてないわけだし...君だけがその記憶を持ち越しているのだとしても、それは君の頭の中にしかない夢物語と区別がつかない」
ほむら「...ふん」
鼻を鳴らして、作業を続行するほむら。
キユウべえ「...まあ確かに、浄化しきれなくなったソウルジェムがなぜ消滅してしまうのか、その原理は僕たちにも解明できてない。その点、君の話にあった魔女の概念は、なかなか興味深くはある」
小粒グリーフンードをもぐもぐと呑み込みながら、考え込むキユウべえ。
キユウベえ「人間の感情エネルギーを収集する方法としては、たしかに魅力的だ。そんな上手い方法があるなら、僕たちインキュベーターの戦略も、もっと違ったものになっただろうね」
ほむら「...そうね。あんたたちは、そういう奴らよね」
皮肉たっぷりに言うほむらだが、キユウべえは気にもとめない。
キユウベえ「君が言、っ魔女のいた世界では、いま僕らが戦ってるような魔獣なんて存在しなかったんだろう? 呪いを集める方法としては、よほど手っ取り早いじゃないか」
ほむら「そう簡単じゃなかったわ。あんたたちとの関係だって、かなり険悪だったし」
キユウベえ「ふ~ん...やっぱり理解できないなあ。人類の価値観は」
ソウルジエムの浄化を終え、立ち上がるほむら。ビルの屋上から眼下を見渡し、闇に目を凝らす。
ほむらM『たとえ魔女が産まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消え失せるわけではない。世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている』
あちこちで、裏路地の闇に蠢く異形の影たち。魔女の使い魔とも違う、全く別種の怪物ーー魔獣たち。
キユウベえ「今夜はつくづく療気が濃いねえ。魔獣どもも次から次へと湧いてくる。いくら倒してもきりがない」
ほむら「ぼやいてたって仕方ないわ。ーーさあ、行くわよ」
ピル屋上から身を投じ、闇へと舞い降りていくほむらとキュゥべえ。
ほむらM『悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけれどーーだとしてもここは、かつてあの子が守ろうとした場所なんだ』
魔獣たちの前に舞い降りるほむら。闘志も新たに弓を構え、狙いをつける。
ほむらM 『それを憶えてる。決して忘れたりしない。だから私はーー戦い続ける」

ロスタッフロール

Part C

何処の地かも知れぬ、不毛の戦場。
地を埋め尽ミす魔獣の群れを前にして、立ちはだかる魔法少女ほむら。
エンドロールに続いて画面を過ぎるメッセージ。
ーーDon't forget. Always, somewhere, someone fighting for you. ーーDon't forget. Always, somewhere, someone fighting for you.
ーーWhile you remember her, you are not alone. ーーWhile you remember her, you are not alone.
ほむらの耳元に囁きかける、遠い昔の親友の声。
ーー「がんばって」と。
静かな笑みとともに頷いて、魔獣たちの直中へと突進していくほむら。